帰省ツーリング1日目

5時に目がさめた。今日からいよいよツーリングである。早々に朝食を済ませ、荷物の再確認をする。前日に荷造りは終わっているが念には念を入れる。天気は大丈夫そうである。荷物をバイクに載せいよいよ出発である。まだ眠っている町内にエンジンの音が鳴り響く。6時少し前、山の神の見送りを受けクラッチをつないだ。

目指すは甲府南IC。富士、富士宮、精進湖を経由するお馴染みの道である。富士から富士宮方面へ右折しようと信号待ちをしていた時、左手からホーンの音がした。振り向くと明らかに私のことを知っている様子。右折してバイクを止めると近づいてきた。朝霧オフに来てくれた栗田君であった。 偶然とは言えこんなにうまく会うものかと二人で驚いた。
朝霧高原やそれに続く精進湖道路ではやけにトラックが多かった。朝の早い時間帯はいつもこうなんだろうか。明け方だけにまだ涼して気持ちいい。快調に走りし続け7時半前に中央高速に入った。 高速も順調である。これではしゅんさんとの待ち合わせ場所であるみどり湖PAにはだいぶ早く着きそうである。走り出してそろそろ2時間、八ヶ岳PAの案内が見えてきたので一休みする。小休止はSAより空いているPAの方がいい。そしてみどり湖PAへ向け出発した。 岡谷JCTでは行き先を何度も確認する。途中の電光掲示板に「松本IC出口渋滞3km」の表示が出ていた。降りてからも上高地方面は渋滞だろう。大町から糸魚川へ抜ける148号線を使うことを模索した。

みどり湖PAには30分も早く着いてしまった。当然しゅんさんはいない。 のんびり待つこと40分、やっとしゅんさんが到着した。しゅんさんとは昨年のうな祭り以来であるが全然そんな感じがしない。20分ほど歓談した。信州オフ会での再会を期して出発した。 松本ICでの渋滞は解消していたがもう148号線に決めていたので次の豊科ICで高速を降りた。インターを降りたころには夏の日差しになっていた。
高瀬川に沿って大町を目指す。大町から更に仁科三湖を目指す。青木湖で休憩しようと思っていたが国道は湖畔を通らないようで通り過ぎてしまった。 青木湖を過ぎるとさのさかスキー場の案内が見えてきた。スキーはほとんど行かない私でもさのさか(佐野坂)は二回滑ったことがある。それも20年以上前のことである。懐かしい思いにふけりながら走り続けた。

小谷村を過ぎると姫川に沿うように走る。姫川は川幅の広い大きな川である。 快調にとばしてついに新潟県に入った。そこからはトンネル(洞門)の連続である。10分以上空が拝めないようなところもあった。あまりに景色が見えないので思ったほど楽しくない道だった。このまま糸魚川ICに入ってもつまらないのでどこか休憩できるところはないかと注意していると大きなドライブイン(あるぺん村)があったので昼食を兼ねて休憩する。 みどり湖PAを出てから一気にここまで来てしまった。思ったよりは近かった。
ドライブインでとろろそばを食べた。冷たいとろろそばのつもりが暖かいとろろそばだったので予定が狂った。昼食を済ませ出発の準備をしていると先に休憩していた10台ほどのグループがちょうど出発しようとしていた。 その中のやや年輩の人が私に向かって「どちらからですか」と話しかけてきた。「静岡からです」と答えると「我々は地元です」と返事をくれた。ただそれだけの会話だったが心が和んだ。

アルペン村
冬はスキー客でにぎわうのだろう。

糸魚川ICから北陸道に入る。長いトンネルがいくつも続く。しかも片側1車線である。煽られているようで落ち着かなかった。富山県に入ったので最初の越中境PAで休憩する。ドライブインを出てから15分しか経っていない。このまま走り続けるとあまりに早く着いてしまうのでペースダウンである。PAから日本海が見えた。 視野いっぱいに水平線が見える。何もさえぎるものがない雄大が風景である。

越中境
越中境のPA。富山県に足を踏み入れたのは実に久しぶりだ。

富山県に入って片側2車線の並の高速になった。目的地高岡の最寄りのICは小杉ICである。ゆっくり目に走ったが14時には高速を下りてしまった。一般道に入り本日唯一の目的地二上山を目指す。二上山は標高300mにも満たない低い山ではあるが、その道は万葉スカイラインと名付けられている。 国道8号線から氷見能登へ向かう160号線に入りしばらく進むと案内標識があった。スカイラインとは名ばかりの狭いカーブの多い道である。清水の日本平へ上る旧道と似たような道であった。驚いたことに反対車線から自動車学校の車がくるではないか。仮免許でこんな道を走るのは恐いだろう。教官も冷や冷やだと思う。 山頂へは10分ほど歩かなければならない。息も絶え絶えに登った。登ってはみたが山頂は木に囲まれて景色が全然見えない。

山頂
二上山の文字が光って見にくいが山頂のしるし。

山頂から戻り少しバイクを進めると大きな鐘があった。せっかくなので記念に鐘を突いてきた。ゴ〜ン。ここから今日の宿までは迷ったとしても30分あれば着くだろう。チェックインまでかなり時間があるので持参した推理小説を読んで時間を潰すことにした。

鐘
大きく響く音に心が洗われる。

走行距離が400kmを越えていたのでもう走りたくない気分でもあった。40分ほど本を読んでから新湊の宿へ向け出発した。道路案内に注意しながら走った。庄川に沿う415号線を走行中のことである。前方にレーダーが見えた。 見えた時はすでに遅いのだが幸いなことに取り締まりは終わっていたようである。事なきを得たがちょっと寒い思いをした。
宿は簡単に見付かった。部屋に入り家に電話をして無事到着を伝える。そして何はともかく風呂に入った。今日1日の走行距離は450km。自己新記録である。ベットに横たわり休憩した。

今夜は温泉系HPを開設しているHonokiさんと約束がある。バイクも乗っているのでいっしょに走れればよかったのだが今日は仕事ということで夜お付き合いいただくこととなった。6時過ぎロビーへ行くと1人の中年男性が座っていた。お互いそうかなと思いながら「○○さん」ですかと確認する。初対面ならではの緊張の一瞬である。 Honokiさんと初めてメール交換したのは2年以上前のことである。最近は掲示板でお付き合いいただいている。1軒目は居酒屋。いろいろな話題に話しが弾んだ。途中から冷酒になりHonokiさんのペースについていけなくなった。今日が初日であと3日もあるからここで酔っぱらう訳にはいけない。この冷酒の名前がお店の名前と同じであった。頼んで作ってもらっているようである。
だいぶ出来上がってきたので次ぎの店ということになり今度は新湊で有名な寿司屋に向かった。先客は1人と寂しかったが店の人と5人で大いに盛り上がった。そして、Honokiさんがアッシーを呼びますと奥さんに電話をしたのでほどなく奥さんと娘さんがやってきた。車で宿まで送っていただいた頃には11時になろうとしていた。初対面なのにHonokiさんにはすっかりごちそうになってしまいました。 あらためて御礼申し上げます。


ルート一覧へ2日目へ

バイクページへ