ソフトインストール&機器設置
ソフトウェアインストール
必要なソフトウェア
・GPSPlayer3.36
・NyLink0.82
・Navin'You5.0
・Navin' You 専用マップ日本全域版&地域詳細版
・JoyToKey
・SwapScan386
・(自作ソフト)
WindowsOSの初期設定作業
Windowsはそもそもフリーズがつきものなので、少しでもフリーズを抑えるためにも以下のこと(5はフリーズを抑える効果はない)を実行することをお勧めします。これらの作業は上記の必要なソフトウェアをインストールしてから実行してください。
1 | Windowsフォルダ内のtmpファイルを削除 「ffe〜」で始まって「tmp」で終わるファイルがフォルダ内にたくさん存在する場合は、それらを削除 |
2 | Windowsフォルダ→Tempフォルダ内のファイルを削除 Tempフォルダ内のファイルは、アプリケーションが一時的に保存するために使われるフォルダなのですべて削除して良い |
3 | ハードディスクの最適化をする スタート→プログラム→アクセサリ→システムツール→デフラグを実行 |
4 | レジストリの最適化をする Windowsを終了するとき、「MS-DOSモードで起動」を選択し、コマンドプロンプトで C:Windows>SCANREG /FIX を実行 |
5 | スクリーンセーバ、省電力モードを切る ナビ中にスクリーンセーバや画面が真っ暗になっては困るので、これらの設定を切っておく |
JoyToKeyで設定すること
JoyToKeyというソフトは、ジョイスティックの入力をキーボードやマウスの入力に変換してくれる非常に便利なソフトです。このソフトを利用してNavin'Youの操作をDPPでできるように設定してあげます。今回使用するDPPのコントローラは↓です。家のデジカメで拡大撮影するとぼやけてしまうのでこんな写真になってしまいました。ちなみに各キーは夜光塗料が塗ってあるので光ります。
Navin'Youで操作するとき、必要になるであろう操作は、
・マウス移動
・マウス左OR右クリック
・2D/3D切り替え
・ズームモード(拡大/縮小)
・GPS受信開始/終了
・表示モード切り替え(フルスクリーンモード/ノーマルモード)
・Navin'You終了&Windows終了
これをJoyToKeyを使用してコントローラに割り当てます。
方向キー | マウスの移動※1 |
△ボタン | 2D/3D切り替え[Ctrl +↑] |
○ボタン | 2D/3D切り替え[Ctrl +↓] |
□ボタン | ズームモード[Shift +↑] |
×ボタン | ズームモード[Shift +↓] |
L1ボタン | マウス左クリック※1 |
L2ボタン | マウスの移動高速化※1 |
R1ボタン | マウス右クリック※1 |
R2ボタン | 表示切り替え[F6] |
セレクト | GPS受信/終了[Ctrl + G] |
スタート | 特殊機能※1 |
特殊機能ボタン押下時の各ボタンの機能
方向キー | 地図スクロール[↑↓→←] |
セレクト | Navin'You終了&Windows終了[Ctrl + D]※2 |
△ボタン | ノースアップ[F4] |
○ボタン | ヘディングアップ[F3] |
R2ボタン | 現在地読み上げ[Enter] |
※1印のついているコマンドは、JoyToKeyの機能です。
※2印のついたコマンドはNavin'Youのショートカットキーで定義されてなく、且つ、JoyToKeyの機能にもないものです。したがってこの部分だけは自作ソフトでコントロールできるようにします。なお、この自作ソフトは自分のパソコンのシステムに限定して作ったのでインターネットに公開はしていません。
SwapScan386とは・・・
これは、キーボードのキーコードを入れ替えてくれるソフトです。要するに、キーボード上のあるキーを他のキーとして割り当てることができます。例えば、半角/全角キーの機能をBackSpaceの機能として割り当てるようにすることができちゃうんです。フリーソフトなのでここからダウンロードできます。
今回使用したOSはWin98なので、セーフモードで起動されると「半角/全角キー」の入力やセーフモード起動時のWindowsの終了などの作業が必要になります。でも、その度にノートPCを開いて操作するというのはあまりに面倒なのでこのソフトを使用することにしました。とは言っても結局キーボードは必要です。では、どうするかと言うと外付け10キーボードを取り付けて操作します。
追記:このソフトで「半角/全角キー」を10キーボード側に割り当てましたが、Win98のセーフモード起動時のキーボードタイプの判定では「半角/全角キー」として割り当てたキーを押しても反応しませんでした。セーフモード起動時環境では無効のようです。
ということで、OSはWinMeに変更しました。Meは、セーフモード起動時にキーボードタイプの判定を聞かれないので大丈夫です。
さて、それでは10キーボードのキーコードとセーフモード起動時に必要になるキーのキーコードを探し当てないといけません。キーコードの判定ソフトは、僕はこれを使わせていただきました。調査結果は次の通り。
10キーボードのキーコード(16進)
ボタン | Num Lock |
/ | * | - | + | Enter | 0 | 000 | . | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
キーコード | 45 | 35 | 37 | 4a | 4e | 1c | 52 | 2a | 53 | 4f | 50 | 51 | 4b | 4c | 4d | 47 | 48 | 49 |
拡張コード | 1 | 1 | 1 |
セーフモード起動時に必要になるキーコード(16進)
ボタン | Win | ESC | TAB | Enter | ↑ | ↓ | → | ← |
キーコード | 5b | 01 | 0f | 1c | 48 | 50 | 4d | 4b |
拡張コード | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
※拡張コードの空欄個所は、0が入ります。
普通の10キーボードは、数字入力の他に、「PgUp」や「Home」や「Del」などの機能が付いてます。これは、NumLockがオフのときに働く機能なんです。この機能を使って、セーフモード起動時に必要になるキーの「Enter」、「↑」「↓」「→」「←」を代用できました。残りは、「Win」「ESC」「TAB」です。この3つをSwapScanしましょう。プログラム(というかINIファイルの編集)はこんな感じになります。詳しいことは、ソフトに付いてる説明ファイルをご覧ください。(ちなみに、太字になっている部分が追加した項目です)
[386Enh]
device=SwapScan.386
...
[SwapScan.386]
SwapLCtrlCaps=no
SwapHanzenEsc=no
MapScan=37 01
MapScan=4a 0f
MapScan=e035 e05b
SwapLCtrlCapsとSwapHanzenEscはデフォルトでyesの設定になっているのでこの機能を使いたくないときは、ちゃんとnoと書いてあげないといけません。MapScan=は上のキーコードを見て追ってください。上から「*」→「ESC」、「-」→「TAB」、「/」→「Win」に割り当てています。
Navin' Youで設定すること・・・
Navin'Youで設定することは、まずはGPSの設定。これは「GPS パソコンカーナビの部屋」で詳しく説明されていますので、そちらの説明どおりに設定してください。
次に、初めてGPSをNavin'Youで使用するときに設定しておくことがあります。まず、現在地の地図をメインマップに表示させます。そして現在地を右クリックしてポップアップメニューから「GPS初期位置設定」をクリックします。これでOKです。この作業を行うことで、GPS機能を終了した位置をパソコンに記録され、次回起動時の初期位置として更新されます。
「GPS初期位置設定」は、2回目以降のGPS起動時に再設定する必要はありません。
機器設置
機器一覧
・ThinkPad310
・10キーボード(Justy JKB-10SS)
・DirectPadPro(PSコントローラ含む)
・ダウンスキャンコンバータ(メルコ SC-1)
・DC/ACインバータ(BAL AC-150)
定格出力130W 最大出力150W 瞬間最大出力300W
・PCナビアダプター
・ラムダ2100NV
・液晶テレビ(ORION 型番不明)
設置
ノートパソコンを車に設置してみました。運転席の後部座席に設置。運転中の急ブレーキや右左折の反動でノートPCが動いたりしては困るので、ベルトで固定しました。またノートPCの上部と下部にクッションを入れました。写真からは見えませんが、ケーブル類はまとめてコイルチューブで巻き付けました。
液晶テレビのビデオ入力端子がAV-IN端子という今まで見たこともない入力端子でした。下の写真のケーブルを使用します。AV-INケーブルってデジタルビデオカメラの付属品とかで付いてます。カー用品店でも売ってますが、おそらく電器店のデジタルビデオカメラのコーナーで探したほうが安いと思います。僕は、オークションで落札したんだけどね。
AV-IN端子の説明は、ここを見るとよく分かります。そこの説明によれば、3極プラグステレオミニプラグでも代用できそうですが、音声が片方しか入力できないのは困るので今回はAV-IN端子を購入しました。
AV-IN端子のRCA側の黄・白・赤はダウンスキャンコンバータと接続します。しかし、メルコのダウンスキャンコンバータは白・赤を入力するジャックが用意されていないので、ノートPCの音声出力とAV-IN側の白・赤を直接繋ぐことにしました。ノートPCの音声出力は、3極プラグステレオミニプラグなのでここの「※一般的なステレオ音声ケーブル」が必要になります。ところが、この音声ケーブルとAV-IN端子のRCA側の白・赤とはオス同士なので接続できません。そこで、これを使います。
これを使えば、無事接続ができます。ちなみにダイソーに売ってました。電気店にも中継プラグは売っていますが、だいたい600〜700円します。まぁ電気店で売っている物のほうが高級なので高くて当然ですが・・・。僕の場合は、ナビのルート案内だけの用途なので音質にこだわる必要もないということでこれ使いました。
取り付けるとこんな感じになります。DC/ACインバータとノートPCの電源は、助手席側の右奥に設置しました。
左の写真はダウンスキャンコンバータです。後部座席の中央に設置しました。見えないところに設置したかったのですが、ダウンスキャンコンバータの設定をいじることが多いので、手元で操作できて邪魔にならないところということで、ここしかなかったのです。右の写真は、ナビのコントローラです。とりあえず助手席シートの隙間に挟んで置きました。