カクテルでは比較的多く使われるお酒のひとつ
その理由は、『うまみ』と『甘み』にあり |
ウォッカについて
ロシア革命以前は、ロシアと東欧諸国のみ製造されていましたが、革命後は製法が欧米諸国に伝えられ、各国でも造られるようになりました。
とくにアメリカでは、禁酒法の解禁とともにウォッカブームが起こり、果汁類と合わせたカクテルの人気が高まって以降、ジンと肩を並べるほどになったのです。
原料は、小麦、ライ麦、トウモロコシの穀物や、一部の地域ではジャガイモでも造られます。
元々のアルコール分は85〜96度の高濃度のスピリッツで、これを水で割りシラカバの炭などの活性炭でろ過をします。
ですからほとんどが無色透明で、無味無臭です。
ちなみにウォッカは、冷やせば冷やすほど独特のうまみと甘みが出てきます。
ウォッカのストレートをご希望の方は、きりきりに冷やした物を私はお奨めします。
代表的なウォッカ
- ストリチヤナ ロシアの代表的なウォッカ。
比較的コシが弱くグラスで造るカクテルむきです。
- スミノフ ロシアから亡命した『スミノフ』氏がパリで造ったウォッカ。
世界でもっとも売れているウォッカ。
コシが強くシェーカーを使うカクテルにむいています。
- フィンランディア フィンランド産のウォッカ。
特徴は涼しげなボトルデザインぐらい?
- クレムリンスカヤ 西欧で一番最初にウォッカを造った国『フランス』製ウォッカ。
ここに紹介をしているウォッカの中で一番の優等生。
グラスで造るカクテルにもシェイクするカクテルのどちらにも適しています。
ただし、なかなか売っているお店がありません。
- ビボロワ ポーランド産ウォッカの代表的な銘柄。
原料は『ライ麦』なので、何となくビールのような風味と舌触りがします。
(ただし、『気がする』程度)
- ペルツォフカ 赤トウガラシとパプリカを加えられた、赤い色のウォッカ。
ぴりりと辛みがある。
ブラッディメアリに使われることが多いそうです。
(これは現物を見たことはありません)
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