ロシア・サッカー物語
大平 陽一【著】 [A5 判]
ISBN:4885953944
63p 東洋書店
目次
1.一枚の写真と二,三の言い訳
2.帝政時代のロシア・サッカー
3.十月革命後のクラブの再編
4.バスク代表のソ連遠征
5.スタロスチン兄弟とスパルタクの台頭
6.内務人民委員ベリヤの復讐戦
7.戦時下でのサッカー
8.粛清の時代の救いとしてのサッカー
9.偉大な作曲家のサッカー狂い
10.詩人の息子とサッカーの統計
11.アンファン・テリブルの登場と追放
12.レフ・ヤシンのちょっといい話
13.偉大なヤシンの暗黒の日々
14.ヤシンの名誉回復
15.サッカー選手とアルコール
16.無能なスポーツ官僚の口出し
17.ディナモ・キエフの台頭と代表チーム
18.実用主義者の反美学が現出した美
19.ロボット・サッカーの終焉
20.ソ連崩壊後のロシア・サッカー
21.国外への移籍の波
22.ティトフの新しい選択
23.勝て、勝て、勝て、勝て、ホームやぞ!
●著者紹介 大平 陽一(おおひら・よういち)
1955年三重県生まれ。東京外国語大学修士課程修了。
サッカー観戦の合間にエイゼンシュタインやヴェルトフらの映画論を
たまには読む天理大学国際文化学部助教授。
ヤシン・ネッツァー・クライフ以外に好きだった選手は、たとえば
トスタン、デイナ、アントニョーニら。
共著に、『セメスターのロシア語読本』(白水社)、『近代日本とロシア
文化』(世界思想社)、共著に『ヤコーブソン選集3・詩学』がある
(と書くと、恐らく誇大広告になるようなサッカー馬鹿)。
ルジキニ・スポーツ・コンプレクスにある
エドゥアルド・ストレリツォフの銅像。
他にレフ・ヤシンとアレクサンドル・スタロスチンの銅像がある。
映画的思考の冒険―生・現実・可能性
2006年発行 A5判 238頁
ISBN4-7907-1194-3
世界思想社
内 容
1 映画の対象 ― 映画における直接的なもの[箭内匡]
2 映画の手法 ― パラドックスの「罠」[足立ラーベ加代]
3 映画を観ること ― 意図性と非意図性[大平陽一]
4 映画を感じること ― 映画における存在論的ユーモア
[ヌリア・ロペス]
5 映画を生きること ― 「住まうこと」と「さすらうこと」[箭内匡]
6 映画という装置 ― その倫理と美学[前田茂]
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