奄美大島体験レポート
〜4泊5日の素敵な旅〜


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5日目

7月30日 午前 9:00
 本日、奄美大島最終日なので、旅立ちの身支度をする。
天気は雨模様だが小降りである。
我々二人は、皆へのお土産を調達するべく市内の酒屋へ……
 酒屋では、当然黒糖焼酎を購入予定である。
ここで結果的には、『道の島』での飲み道楽が功を奏しスムーズに焼酎をチョイス。
 しかし、二人で
一升瓶6本も買い込むとはねぇ。
それだけあるとやっぱり重いので小包で送ることにする。

 午前 10:30
 買い物を終え、せっかくだからということで、マングローブ林を見に行くことにする。
車での移動の後到着した場所は、本当にジャングルと見間違えんばかりの大自然で、その広さに驚く。
本来はカヌーで林の中をすり抜けるツアーがあるのだが、天候の都合上やっていないので、まわりを歩くことに……
 川沿いには、沢ガニがうろうろしており、素足では歩けないくらいだ。
そんな中をF山さん、灰谷、めいゆの順で進んでいると、
「あのね、ハブって温度で獲物を見つけるから2番目を歩いている人に噛みつくことが多いらしいよ……」
というF山さんの一言を受け灰谷は、
あっさり二番目を私に譲る。
 あんだけハブ園の時は面白がっていたのに……
 そんなこんなで原生林の中を30分近く歩き回ったあと、近くに『奄美アイランド』という観光施設があるのを発見。
そこに向かうことにする。

 午前 11:30
 奄美アイランドで我々を出迎えたのは、ブルートレインの客車、京都の路面電車、北海道紋別の駅舎、そして極めつけには、
森繁久弥元ご愛用のヨットという完璧にミスマッチのオブジェが駐車場に置かれている。
何となく我々に別な意味での期待を持たせてくれるではないか!
 早速入場料を払って中に入るといきなりお土産コーナーが見学者を出迎える。
そこにはなんと、メキシコ名物の帽子『ソンブレロ』が一番目立つところに置いてあるではないか!
 ひととおりかぶったりして遊んだ後、まわりを見るとどこぞの縦笛や横笛、缶で作った民芸品だの無節操な感じのするオリエンタルな所だ。
 そこを抜けるとどうやら博物館らしい。
最初の展示品は、奄美と東南アジアの酒造りというテーマらしくその歴史を感じさせる。
その次がご当地の有名画家『田中一村』の作品写真館で、入館当初の期待をはずす文化的展示物である。
「ふむ、なかなかまじめな博物館だな……」(めいゆ)
と言いながら順路を進んだ直後だった。
 その先にあったのは、車輪の付いた大きな御輿で、だんじり祭りの時に走っている物に非常に似ていたので、
「こっちでも、こんな御輿を使ったお祭りがあるんですか?」
とF山さんに尋ねる。
「んにゃ、全然ないよ」
 あらら。
じゃあ、これはやっぱりだんじり祭りの御輿?
その先には、国内と東南アジア中心に集められたあかりを展示してある。
再び『変な物博物館』を期待させる雰囲気だが、その先は植物園で、ご当地の物が植わっている。
 色とりどりの花で目を休ませた後、別棟の展示棟に入ると突然、その本領が発揮された。
次の展示が東南アジアの農耕具で、奄美の物は数点のみ。
 展示物の所々に突如現れる蝋人形は、一歩間違うとお化け屋敷みたいである。
そこを抜けると、今度は東南アジアのボートが展示してあるスペースに移動。
しかしそこにあるのは、2艘程度で、後はひろーくて何もないスペースのみ。別な意味で怖い。
 やっとの事でそのコーナーを通過すると、『水族館』と書かれた紙がクーラーの風で天井をたゆたっているなんとも手作りな感じの所に出る。
 そこは、蛍光灯の明かりが所々消えており、水槽内の照明がさながら道しるべのようで不気味さ全開である。
展示されている魚も
肺魚の下の水槽に金魚(らんちゅう)、その右上にはナポレオンフィッシュとランダムに飾られコンセプトを理解するのに非常に難解を極める作りだった。
 最後にマチカネワニの骨格レプリカを筆頭にした化石の展示を見た後、博物館の見学を終える。
 表に出るとすぐそばにサボテン園&動物園が隣接しており、それも入れるというので見ることにする。
こちらは比較的普通で、安心して見学できた。
 いろいろ見学し倒した後、帰宅。
途中のドライブインで昼食と軽くお土産を購入する。
 このころには雨も上がり天気も徐々に回復していた……。

 午後 3:00
 お世話になったF山さんのご実家を後にする。
お世話になりっぱなしなのにお土産までいただく。
出来る限りのお礼を言って我々は一路奄美空港方面へ……
 車で30分ほど走ってからF山さんのご配慮もあり天候の回復もあったので、軽く最後に海で泳ぐことにする。
最初に行った海岸は、見事な白波が立っていたが、灰谷は入りたそうにしていたので、首根っこをつかんで別の浜を目指す。
 次の所は、波はそうでもなかったが、リゾートホテルの砂浜ということもあって遊泳禁止。
最後の期待を持ち赤木名という海岸に行くと波はなかったものの泳げそうである。
 早速水着に着替えて1時間ほど泳ぐことが出来た。
灰谷は海に潜った時、20cm程度の魚を見つけ大はしゃぎしていた……。

 午後 6:00
 海に入ったおかげで、お腹が減ったので、空港のレストランで食事をする。
夕飯も食べ、搭乗手続きを済ませ、空港内のお土産屋さんで最後の調達も済ませた。
こうなると後は過ぎし日の楽しい思い出話に花が咲くばかりである。
「いやーいいところだったね、奄美大島」(めいゆ)
「また来たいね」(灰谷)
楽しい思い出を胸に二人は東京行きの飛行機の出発を待つのだった……

6日目に続く(?)


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