第32号:2000年7月16日(日)


初の委員会協議会、波乱の幕開け

福祉厚生委員会協議会が14日(金)ひらかれました


三島市社会福祉協議会が


ヘンだ・・


この問題について質問しました


これじゃ世の中通りません  数字の異なる決算書が2種類あるなんて

それぞれが理事会と評議員会に提案され
理事会では既に承認された。

【社会福祉法人】 三島市社会福祉協議会での出来事です。


私はこの日の協議会で、
98年度の予算書と決算書で「当初予算額」に食い違いがある点
(あり得ないことです)など新たな不可解な点を指摘しました。
そして、市に今回の件に関する調査・報告を求めました


いま、浮上している問題は「金額の違い」や「職員の単純ミス」という形で説明がされています。
これ自体、あってはならないことで、許されないことです。
こういうことがまかり通ってきたところにも問題があります。

ですが、ひょっとしたらもっと根深いところに問題がある可能性も。
引き続き調査していきます。






このことについての新聞報道(新しい順です)

三島市会 当局の認識正す静岡新聞7月15日
三島社協 決算書問題 98年度も2カ所違い毎日新聞7月15日
市議会で追及 市が調査約束朝日新聞7月15日
三島市社協理事会 誤記載決算を「承認」毎日新聞7月13日
三島市社協 誤った決算書廃棄静岡新聞7月13日
決算書の一部に前年度の数字 理事会承認静岡新聞7月7日
決算案二つで混乱 事務局「入力ミス」朝日新聞7月7日

(↑クリックしてください)


三島市社会福祉協議会ってな〜に?
「社会福祉」っていうと聞こえがいいんですが。


それは、「市民みんなでつくる社会福祉のための法人」です。
と言われても、それに参加してる覚えはないですよね。
でも、そういうものなんです。


町内会を通じて毎年100円(会費)、各世帯から集められています。
街角で「赤い羽根の共同募金お願いしま〜す」という光景を見たことがありますよね。
あれも社会福祉協議会がやっています。


事務所は現社会保険三島病院の隣の建物。(社会福祉会館)
社会福祉協議会は「社会福祉法人」です。ですから、
法律に基づいて「理事会」と「評議員会」が構成され、
理事や評議員は身体障害者福祉会などの福祉団体や町内会の役員などです。


全国組織です。収入は公費と会費が中心です。
全国社会福祉協議会、静岡県社会福祉協議会と連携しながら
三島市と密接な関係をもってます。毎年、市から4000万円もの補助。
そして、三島市の会計から出している地域福祉基金が約6億円。
この基金の利子から生まれる約800万円の運用益金も大きな収入です。


三島市の建物である社会福祉会館を管理・運営して、
相談やホームヘルパーの派遣など、もとは市がやっていた各種福祉の事業を
行ってます。まさに、三島市の福祉を司る中心的機関と言ってもいいでしょう。


あ、これは重要な点ですが、市の退職職員の天下りの受け皿でもあります。
そして組織は閉鎖的で情報も公開されない・・硬直した体質があります。
市からの補助金もどのような用途にいくら使ったのか、具体的なことはわかりません。
(支出明細などは明らかにされません)