日大三島の3年生の総体組は引退していませんが、その他の学校の3年生は既に引退し、新たなチームがスタートしています。
 新チームでの最初の試合が「三島・田方地区大会」です。
 これは、三島市・田方地区にある高校だけで行われる大会で、勝ってもそこで終わりです、小手調べのような試合です。
 但し、テニス部全員が出られるわけでなく、1校で7名です。
 日大三島からは、遠藤・堤(2年生)と佐藤・藤江・海・大竹・稲葉(1年)がシングルスに出れます。
 海は佐藤・藤江に次いで第3シードになり、練習では上位2人にも勝っているので密かに「優勝」を狙っています。
 山口(2年)井上(1年)の強い2人、他にチャンスを与えるためなのか出場しません。
 東部のしかも三島田方と限定され、強い2人が出ない・・・と限定尽くしでも「優勝」できるかもなんて試合は初めてなので、親としても期待が高まります。
 当日は父の会社のテニスの合宿と日程が重なってしまうが、試合を応援してから合宿へ向かいます。
 会場は三島南高等学校、合宿の修善寺への通り道なので好都合です。
 1回戦、2回戦は危なげなく6−0、6−1で勝利し、3回戦からが問題です。
 3回戦、大竹(日大三島)、ジュニア時から対戦して、昔は負けていた選手です。
 ただ、暑さのせいなのか、試合前から足がつっている様子、なんとか棄権はしなかったが試合になっていなかった、6−0で勝利しました。
 これで、ベスト4。
 次は第2シードの佐藤(日大三島)、彼ともジュニア時代から対戦し、一度も勝ったことがない選手です。
 ところが、練習で「佐藤に6−3で勝った」と報告を聞いていたので・・・
 途中まで3−4といい勝負、というかお互いチョロイ試合をしてます、お互いにチキン病のようです。
 最後は経験の差なのか3−6で負け、プレッシャーのかかる試合でいかに自分の実力を出すか!が課題だね。
 メンタルの訓練も必要とは思うが、プレッシャーは無くならないので技術の向上が最優先だと思う。
 3位決定戦で堤(日大三島)に6−3で勝利し、3位に入りました。
 優勝は佐藤(日大三島)、2位韮山の選手(藤江君棄権のため?)、3位海でした。
 翌日はダブルスの試合。
 海は遠藤先輩とペアを組みます。
 父は合宿を終え、韮山高校へ準々決勝から応援です。
 田方農のペアに6−1で勝利、準決勝は三島南高校へ移動です。
 準決勝は、堤・大竹(日大三島)、海がともにシングルスで勝利している選手だし、遠藤先輩も調子がいいです。
 余裕かなと思っていると、一進一退、途中リードされる場面も、なんとか追いつきタイブレーク。
 タイブレークでも9−7の接戦でした。
 遠藤先輩の気合で勝てた試合でした、海は「チキン病」が発病し、大事にいこうとしてミスをする悪循環でした。
 遠藤先輩に感謝ですね。
 決勝です、昨日負けた佐藤と稗田(日大三島)ペアです。
 リベンジだぁと思ったら、ペアの稗田君のプレーがよく、1−6で完敗です。
 稗田君はシングルスでは日大三島の7名に入ることもできなかった選手らしいが、今日の試合を見ると信じられないです。
 父:「稗田君より君は強いの?」
 海:「シングルスなら俺のほうが強い」不思議なものです。
 最終的には海にさえ「チキン」と言われている佐藤君が2冠を達成です。
 君もけっこう「チキン」だと思うぞ。
 父はもっと「チキン」だけど。
 #土日で12試合した後、17時から20時まで自主練習しに行きました。
 #やればいいというものではないが、やらないよりやったほうがよい。
 高校に入ってから縮毛がひどくなった。
 9月も終わろうとしているのに、夏休みを取った。
 宿は甲府駅近くのビジネスホテル。
 この物語は一人の飛び込み営業が我が家にやってきたことで始まる。