武藤氏の論文が明らかにした一つの現実は、現時点での自治会コミュニティサイトの現状が打ち上げ花火のように消えてしまいかねない、危ういものであるということです。
理由としては、現状では自治会が運営しているというより、特定の個人に運営を依存しているケースが多く、個人的な理由だけで潰されてしまいかねないことです。
やはり継続させていくために必要なことは、自治会サイトを将来的に自治会自体が管理・運営する公式なHPにまで、育て上げていくことであると思います。
そのためにはどうあるべきなのか簡単ではありますが私なりに考えて見ました。
まず、我々がもっと目を向けなければいけないのは、そもそも自治会HPは“地域住民の生活の利便”のため生まれたという原点ではないでしょうか。
私は、目標としてまず最初にコミュニケーションの確立を目指すことよりも、まず最初に成すべき事は利便性を上げることであると思います。利便性を上げることによって多くの人が集まるようになれば、そこには自然とコミュニケーションが形成されていくようになります。(利便性を上げる事によって自治会HPがコミュニティサイトとして形成・継続していくための要になるのではないかと思います。)
またインターネットという媒体を使用していることによって、内よりも外に目を向けがちですが、多くのの機能を使いこなすこと自体が重要なことではなく、まず自治会という内部に向けてのコンテンツの充実が重要ではないかとおもいます。
大きな目標を掲げることよりも、小さな目標を一つ一つ達成させていくことの方が、着実に前進していく力を生み出せるのではないでしょうか。
次に、自治会内のアクセスを多少なりとも上げる具体的なアイデアとして、
PCに不慣れな方のために、デスクトップのアイコンをクリックするだけで、当自治会のHPを表示させられるような設定をパソコン部の方で希望者に対し実施することや、PCのトラブルや設定・疑問点・等についてパソコン部で相談にのれるようなスタイルが実現できればPCの積極利用を促す効果がでて面白いと思います。
もっと自治会側でパソコン部をうまく活用していくべきです。そうすることにより更なる飛躍が期待できるのではないでしょうか。
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