駿河台自治会ウェブサイト管理者からみた自治会ウェブの効果、その将来性についての意見を自由に記述してもらい、当自治会ウェブ管理者の視点といたします。

自 治 会 長

河上 西井 松本 増田 中村 宮下 島田 加藤    

 

 

当自治会への警鐘を発展に向けて

 

この度、東京大学工学部(都市工学科都市計画研究室)の武藤弘氏による卒業論文『町内会Webサイトの実態と課題 〜人を動かし持続的に運営可能のwebサイトの実現を目指して〜』の研究対象となった全国町内会Webサイト128件の1つに当自治会Webが選択され、なおかつ特に優れているもの、特徴あるものとして画像付きで紹介されたことは(論文P.7他数ヶ所)、サイト運営グループ(自治会パソコン部)の1員として勇気付けられると共に当自治会Webの運営体制への問題警鐘部分も含めて大変参考になり自治会Webのもつ素晴らしい可能性を強く感じるものである。

武藤氏の論文は、自治会Webのありかた、将来性・可能性等をサイト運営グループ(当パソコン部)で再検討する動機付けとして大変意義あるものと受け止めている。

沼津市内でいち早く自治会Webを立ち上げ、『パソコンを通して、地域の人々のふれあいを提供し、同時にIT社会の発展に寄与することを目的とする』を部綱領に掲げる駿河台自治会パソコン部(ボランティアグループ)に入部して2年余、入部当時はホームページ作りなど夢と思っていた自分が、現在、自治会Web作成に部分的ではあるが参加し、地域に向かってまた対外的にも情報発信し、初めて実感として新しい人的ネットワークの形成等、自治会Webの魅力・可能性を感じている。サイトの送信側にもたらされたこのような魅力・可能性を受信者側にも感じていただけたら、さらにWebの可能性は広がる。武藤氏の調査では、世帯あたりのアクセス数において当自治会は「中」に分類されているが、実際には全自治会員のうち何割の人がアクセスしてくださっているかは分からないが、より多くの自治会員に興味を持ってアクセスしていただけるWebサイトの内容の充実をめざして下記3点を提言したい。

活用される自治会Webの内容への提言

1.         現在掲載中の定例会会議録以外にも「今月のお知らせ」等のページを新設し、自治会からの連絡事項を載せる。(例えばレントゲン検診日や行事の日程、その他…やがて現回覧板が自治会Webのお知らせコーナーに変わるであろう近未来に備えて)

2.         受信者(自治会員)も参加できるページがあること(掲載中の掲示板以外にも趣味の写真や絵画・手芸品等の掲載ページがあると双方向性のあるサイトができると思います。)

3.         活気ある町紹介(現在掲載中の町内各種イベント紹介に加えて同好会の活動紹介等)

しかし、内容を充実できたとしても即、アクセスアップに通じるわけではない。まず、自治会Webの存在をまだ知らない自治会員へのPRと、なによりパソコン操作のわからない中高年の人達にパソコンの扱いに慣れていただく機会をより増やす必要性を感じている。現在、パソコン部員が講師となり、パソコンを持参できる初心者を対象に小規模パソコン教室を開催中であるが、今後もより多くの自治会員に受講の機会を提供できたらいいと思う。それは、やがて自治会Webへの興味、アクセス数の増加につながると思われる。

最後に武藤氏によって問題提起された自治会Webサイトの運営・維持管理について述べたい。

サイトの内容が充実しており、レイアウトも美しいと武藤氏によって評価された当自治会Webであるが(P.53)、その一方で管理作業者の不足等を問題提起されている。(P.53)

これは私自身も、日頃感じていたことである。サイト作成に多くの部員が参加し、地域の人々のために情報発信することは、持続的運営には欠かせないことである。なによりも自治会Web作りへ多くの部員が参加することは、部員の意識向上につながり、それはより魅力ある「自治会Web」へと発展すると思われる。やがて来る電子自治会のさきがけとしての[駿河台自治会Web]の発展を信じながら、1人でも多くの皆様が「駿河台自治会Web」にアクセスすることによって、地域の人たちと新しいコミュニケーションが生まれることを願っています。