アラ還おじさんも、60歳定年を迎え離職しこれからは、旅行も毎日ホテルに宿泊って訳にはいかない^_^;
と言うことで、愛車のスズキのエブリィワゴンを、キャンパーとまではいかなくても、車中泊が出来るように、時間もあることだし、自分で少しずつ改造することにしました。
エブリィワゴンのキャンパー仕様を本、ネットで数点見ましたが、・・いや〜ほんとうに良く出来ている。 欲しいな!! でも、どれも値段の差はありますが、やはりそれなりに高価です。
自分でも、簡単な改造程度なら、ホームセンターの部材で出来るのでは?? ってのが・・やってみる!!きっかけでした。
しかし、いざ、その気で愛車を確認すると、床は平面でない、後部座席を畳んでも荷物室とフルフラットにならず、後部座席の折りたたんだ部分が斜め前方に上がっている^_^;
こりゃ〜!! なかなか素人には、面倒な作業になりそうだ。 と、どこまで出来るか? 不安と、軽とは言え、まだ購入して2年の車のボディを穴だらけに、内装をはがしてまで改造する勇気は無かった。
改造にあたり、どんな目的で使用するのか? これにより改造のコンセプトが決まる。
1.軽自動車ワゴン内で毎日宿泊することは私は無理と解ってますので、一泊できるエブリーワゴンに改造。
2.ボディ、内装にはなるべく傷をつけたくないため、タッピングビス等以外は、既存のビス穴、内装部分を利用する。
※私は購入時にラゲッジボード(荷物室を隠す板)をオプションで付けたため、このボードの受け金具・板材が上手く利用できた。
3.車中泊時は、走行用のバッテリーは翌朝のエンジン起動不可の不安をなくすため使用しない。サブバッテリーを使用する。
4.一泊であれ、車中泊時は、テレビ、ラジオくらいは楽しみたい。また、LED室内灯も必要。
と、まあ!こんなコンセプトで・・・改造の項目と作業工程を作ってみた。
=改修予定項目=
(1) 寝るためには、合板材で後床面部分を少し上げて床を平面近くにする必要がある。
(2) 夜間、外部から遮断するプライベートカーテン設置が必要。
(3) お金があればサブバッテリーを設置し、走行充電とインバーターでAC100Vが利用できるのが理想ですが・・そこまではちょっと資金が無い(^_^.) で、バッテリーに出発前に充電し、LED車内ライトとワンセグテレビ・ラジオは使えるようにする。
(4) 就寝時は、マットレスは使いたい。ちょっとしたテーブルは、飲食するのに必要であり設置したい。
(5) 折りたたみ自転車も1台は積むスペースが欲しい。
(6) 通常は、床材他全て、後部座席後ろの荷物置スペースに収納し4人乗車できて、生活に支障の無い状況にする。
〜全てを満足するには、軽自動車ワゴンにはなかなかスペース的に難しい部分がありますが、できるところまでやってみる〜
=作業工程=
(1) 床面改修 ・・・合板加工>カーペット施工
(2) テーブル設置・・・車内と外部で使用できる2つを。
(3) バッテリーを設置し、外部充電、車内給電を簡単に出来るように。
(4) 斜熱、遮断カーテンの設置(カーテンレール設置とカーテン加工)
(5) マットレス、寝袋、折りたたみイス、クーラーボックス等の小物をそろえる。
コンセプトで決めた車中泊は一泊であっても、凹凸のある床で眠れないのでは意味が無い。
最低限の改造で、フロアを平行にし快適な、まではいかなくてもそれなりに眠れる車内にしたい。
エブリーの床面はかなり複雑な形であり、まずは新聞紙を実際の場所に当てながらはさみで切って型紙を作る。
(ダンボールなどの厚紙の方が、より正確な寸法がだせると思います)
型紙が完成したら、合板に寸法を落としノコギリで切断していく。
床板の下に入れる梁(角材)は、付ける位置に気をつけてください。
場所によっては、後部座席の固定フック金具があったり・・・なるべく角材の下に異物が無く平行に置ける場所を選んでください。
今回、左写真で解るように、後部座席を畳むとヘッド部分が斜め前に高くなっているため、この部分から平行にするとエブリーの床面からかなり上げなくてはならない。(13cm以上かな?) ハイルーフでも天井までが低くなり狭い軽ワゴンがより狭く感じられる。
何よりも、若くないのでスライドドアを開けての乗り降りには少しでも低い方が便利と思われる。
で、私は、後部座席の下部分と平行になる位(床面から6cm程度)でも寝たときに少し頭が上がるが違和感が無かったので、後部座席の裏側は床面として使用する方法としました。
これにより、合板材の面積も小さくなり、重量も軽く、また、4人乗車でも後部の荷物室に全て収納することができました。
◆ホームセンターで購入した合板で床板を製作、右は新しく買ったインパクトドライバー、また、下の写真は・・・
ちょっとした工夫ですが、板表からの木ネジ打ちは、ガムテープで固定するとブレなくて的確な位置に確実に木ネジが打てる。
床板の高さは車体フロアから6cmほどですが、床から引き出す小さなテーブル(40cm×40cm)の設置を考えてみました。
床板を支える角材(梁)の位置は、車体フロアの凹凸を避けて設置してください。 写真のように座席固定用のフック金具などもあります。
やっと、床板3枚が完成し、この板にカーペットを貼っていく。
ホームセンターで一番安いカーペット(安売りで180*180で1700円、厚みが薄いのが欲しかったので良かったです)を購入し、さてどうして板材に取り付けるか? 悩みながら、ホームセンター工具売場を探していたら、「マルチタッカ」(よく大工さんが、ガシャガシャって壁などに打っているホッチキスみたいな針をステーブルって言うのかな?)がありまいた。あれはすごく高価ってイメージでしたが、素人用でホッチキス兼用タイプが500円強で売ってました。 で、早速購入し、使ってみるとこれが、なかなか簡単で便利、しかも上手くいきました。
と言う事で、何とか見栄えも良く床材にカーペートを貼ることが出来ました。
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床板の上には、120cm×200cmの4つ折りのマットレス(長すぎたので、カバー内でスポンジを切って折り返しています)を敷いています。
↓後部座席のヘッドレストは必ず外してください。かなりフラットになります。
床板の2枚合わせつなぎ目部下(写真ピンク○部)に空間があり、ここに加重をかかると時々落ち込みます。
対策として、長さ20cmの木材(私はずれ防止に余った階段ステップ材を貼ってあります)を当てて対処しました。
就寝時は、この上に通販の低反発マット(腰痛があり^_^;)を敷き、シュラフを使用しています。
使用した愛車 スズキ エブリィワゴン | |
車種名 | スズキ エブリーワゴン PZダーボスペシャル (ハイルーフ フルタイム4WD4速AT)本体価格:1,659,000円 |
形式他 | 形状:ステーションワゴン 形式:ABA−DA64W |
エンジン形式 | K6A型水冷直列3気筒インタークーラーターボ DOHC12バルブ 最高出力:64PS 最大トルク:10.5kg・m |
燃料タンク | 40L |
ブレーキ | 前:ベンチレーティッドディスク 後:リーディング・トレーリング 制動制御装置:ABS(EBD付) |
タイヤ | 165/60R 75H |
寸法重量 | 長さ:3395mm 幅:1475mm 高さ:1880mm 総重量:1250kg 定員:4名 |
車両登録 | 平成20年6月 |
車体色 | ミステリアスバイオレットパール |
オプション | パイオニアHDDナビ AVIC−HRZ008 後部荷物室用ラゲッジボード 他 |
所在地 | 静岡県中部地区 |