エブリィワゴン車中泊改造記録「還吉」

車内のテーブル・タナ

後部天井に棚板を取付

エブリィワゴン「還吉」の後部天井に棚を検討しました。
 
寝袋、毛布、クッション、枕、軍手他小物etc、通常の4人乗車仕様また昼間は使わないけど車両のどこかに収納しておきたい。
地震等災害時に緊急で車両宿泊をする場合も考えると、やはり常に車に積んでおきたい。
エブリーワゴンは、運転席周りに小物を入れる場所が多く考えられているが、寝袋程度の大きさになるとやはり収納場所が無い。
ハイルーフ仕様ですので、もっとも的確な収納場所は邪魔にならない後部の天井スペースということになります。

しかし、大掛かりな改造無しに、ここに棚など付けられるのか? まず心配なのが、アール形状のエブリィワゴン天井にどのようにして棚を取り付け固定しようか??



資金も無いので大掛かりな加工は出来ないし、「車体に傷をつけない方法で!」のコンセプトに沿った方法でどんな事が出来るか? しかも、簡単に取り付けるとなると重量のある棚は無理! 素材は、アルミ、ステンレス、プラスチックあたりか??


悩みながら、ホームセンターを探索していると、トイレ、洗面所などにツッパリ棒で取り付けるプラスチックの棚が目に入った。
★パワフルメッシュ棚 TAI−7というこの商品です。取付幅は73〜112cmを使用しました。★
値段も1,300円程度、さっそく購入してツッパリ棒を伸ばしてみるが、当然、プラスチックでアール形状の内張りには取り付けできない。
で、ユニバーサル鉄板(薄い鉄板に穴があいていて曲げて加工できる鉄板)を写真のように加工して、プラスチック内装の接合部に差込んで固定する方法でなんとかできました。(重量のある物は当然ムリ、寝袋、毛布等の軽いものを収納することになります!)




使用したパワフルメッシュ棚 TAI−7、取付幅は73〜112cmでOKでした。
 ↑クリックで詳細がご覧頂けます。



こんな感じで設置します。
差込んであるだけなので取り外しは持ち上げるだけです。

車中泊でなくても、ハイルーフ車両なら着けておくと何かと便利ですね!
重いものは無理ですが、このスペースは多用できると思います。



棚からの落下防止策

100均のツッパリ棒とスチール網棚
@
棚の前に100円の突っ張り棒を設置

急ブレーキ、また凹凸のある道路を走行時に棚に積んである寝袋、毛布などが落下することがたびたびありました。
今回は、100均で購入した、「突っ張り棒」「スチール網棚」で対策を講じました。 結果は、思いの他効果がありました。



中に入る細い棒が、中で外側の太い棒と接触して「カタカタ」と音を出すため、内側の棒を入る長さのギリギリまで切断する。
ツッパリ棒の受け部が動かないように浅いネジで受け部中央から車体の内張りにねじ込み固定。



前側に設置したツッパリ棒。これで、寝袋も前に落ちることが無くなった。

A棚の後ろに100円のスチール網板を設置



100均で買ったスチール製網板を結束バンドで固定。








改修を始めた当初、車体を傷つけずに何とか安価でタナを作ろうと苦労した結果、上記のようなプラスチックのメッシュ棚を設置、荷物が落ちないように100均のスチール網板やツッパリ棒で落下の防止対策をしました。
こんな対策ですが、今まで寝袋などの積んでいた荷物が落ちることも無く便利に使ってきました。

コンセプトで考えていた改修もほとんど終わり、何か他に? と考え室内を眺めていた時に、車中泊に支障があるわけではないのですが、天井のタナに積んでいた荷物が隠せたら、キャンパーメーカーが販売している見栄えの良い、 綺麗で快適な空間ができるのでは?
ということで、今回は、「機能よりも見栄えの良い快適な室内空間!」をテーマに、むき出しになっている荷物を白パネルで隠し、またアルミLアングル(角材)を多用してちょっとお洒落な天井空間を作ってみました。
また、手の届くところにあって何かと便利な小さな天井タナを増設してみました。
使用した素材は、重量を軽くするため、ホームセンターで購入した極力薄い白の板とアルミのLアングル(角材)を使用しました。



メッシュ棚とツッパリ棒に結束バンドで板を固定、隙間には白パネルを固定する。





軽い板とアルミのLアングル(角材)で軽量化し、底板の補強のため途中を角材で2ヶ所補強



底の周りはアルミの角材で作成、タナを車の内張りに固定するため、このような方法で斜めに板と金板を設置



完成した目隠しパネルと、天井タナ板・・・中央には温度計付の時計(裏側をマジックテープで固定)



目隠しパネルと既存のメッシュ棚はこんな感じで、後部の荷物置き用棚板もアルミのLアングル(角材でお洒落に!


 アルミのLアングル(角材)



※あまり綺麗な図面ではありませんが、寸法は正確です。
底板にアルミのLアングル(角材)で左右の側面板(高さ5,3cm)を固定。
完成したタナ板を、角度をつけた角材にビス止め、その下をL字金具にビス固定、
L字金具を内装内張りにはさんで固定する方法にしました。




車内の見栄えは良くなったでしょうか?






小テーブル2つの取付

キャンピングカーと違って、車内では調理ができないため、食料はコンビニ・飲食店等で購入することになる。 しかし、車の座席に座って食べるのもちょっと味気ない。
せっかくフラットフロアを作ったのだから、ここであぐらをかきながら食べたい! と、天気の良い日には車外でもコーヒーくらいは飲みたい! で、これを考慮して出来ること?? まず・・・

(1)車内に小さな折りたたみテーブル取付! ・・・ここに食器類をおけば、車内であぐらをかいて食べられるかな(笑)
(2)床板と荷物室車体床との隙間を利用し引出し式テーブルの設置!・・・この上にコーヒー置けば折畳イスで楽しめるかな?

車内テーブル


少し前、パソコンテーブルを作った際に余った白の化粧板があったため、これを利用して車内テーブルを設置。
折畳アームは、ホームセンターで購入。
車体取り付けは、車両購入時にオプションでつけたラゲッジボードの受板を利用しました。
受板は、ボルトで車体に設置してありますので、受板が無くても、この部分を利用すれば取り付けは可能と思います。




作った床板が、車内スペースにピッタリと収まっていますので、テーブルが少しでも張り出していると、床板が外せなくなります。



車外用テーブル


エブリーワゴンの後部ドアを開けて、床材下から引き出して使うテーブルを考えました。

床材下の角材の間を使用して、スライドレール(机の引き出しの両サイドに付いているスライドするスチール製の金具です。ホームセンターで数種類売っています)2本を付け、白化粧板を設置。
また、引き出しやすいように、小さな取手が先につけてあります。






使う時は引き出して使用します。 先端の支えが無いため、重量のある物は置けません。 
お弁当とか、コーヒーカップとかですね! しかし、思った以上に、ガタツキは無くて引き出してもしっかりとしています。
また、ちょっとしたことですが、引き出し用の取手が便利です。これが無いと、引き出すのにかなり苦労します!(泣)
左側は、折り畳みイスを収納する場所に使用しています。 ちょっしたスペースですが、あれば、やはり便利です(嬉)


     

引出しテーブルをカセットコンロ用に改良(2014/12)

車中泊も、当初は1〜2日の計画でしたが、能登、紀伊半島、四国と遠方に行くに従い日程がだんだんと長くなりました。
今後もっと長くなると、やはり費用面から外食ばかりともいかず、ちょっとした食事を作ったり、お湯を沸かしたり・・・が必要になってきます。
イワタニの小さなカセットコンロ(カセットフー プチスリム・ドゥ CB-JRC-PSD)を買って、車の後ろのテーブルで作業できるように改良してみました。
使用時の火の危険防止からステンレス板2枚で対策をしました。
(夜の車庫で作業したら、ステンレス板の端で手を切ったらしく、ステン板周りが血だらけになりました(^-^;) さっそく板端にテープを張りケガ防止策をとりました。)

カセットコンロは、収納場所の問題から小型コンロにしました。 火力は少し小さめですが、湯沸かしは1リットルで8分ほどでお湯が沸きました。
アルミカップの天ぷらうどんを作ってみましたが約15分ほどで美味しくできました。
あとは、風のある日にどの程度できるかが心配ですが・・・風の強い日はなるべく避けた方が良さそうですね!

使用後のカセットボンベは必ず外して、クーラーボックスに収納するようにしています。 ここなら、暑い車内でも何とか高温に耐えられそうです。(万が一のガスもれもボックス内ですので安全かと?)

またガスコンロとヤカンなどは、使用後熱いので冷めるまで車両下(車体下)に置くようにしました。(忘れて発車しないように、運転席前に「車両下にコンロあり!」のカードを置くようにしました(^-^;・・・忘れるのは、私だけかも?(-_-;)




ステンレス板2枚は、蝶番をスコッチの超強力両面テープで接着しています。 ネジナットより簡単で、しっかりと固定されます。
引出しテーブルには、マジックテープで固定、いつでも、取り外せるようにしました。
カセットコンロに具材を入れたナベ、水を入れたヤカンを乗せると重量も増すので、テーブル下は、蝶番で下に落としてバンパーと固定できる板棒を設置し対応しています。



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一回り小さめのカセットコンロと小さいカセットボンベ(通常のガスボンベも、後ろにはみ出しますが使用可能です)


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パソコン作業、食事にも重宝する車内折り畳みテーブルを作成(2014/2)

車中泊、買物以外はガレージに駐車する時間が多く・・・・「もったいない」 
ということで、ガレージ内ではパソコン作業、またテレビを見ながら、くつろげる空間を!
車中泊では、食事テーブルとして使える「折畳み式のテーブル」を作ってみました。

今まで、車中泊時には、マットレスの上にテーブルを置いて食事をしてましたが、マットレスのやわらかさでテーブルが傾き、食器、コップが転倒することがあり、今回、車体で固定する方式のテーブルを考案してみました。

長さが1m20cmと長くて使い勝手は良いのですが、収納に困り半分に折畳めるテーブルにしました。








     

後部の荷物置き用タナ板のリニューアル(下部情報)で、左右に新たな10cm幅の板を設置したためこの板に置くだけで利用できる折畳みテーブルに改良しました。
場所は少し後ろになりますが、上記の金具が邪魔になったり、はめるのに苦労することも無くなりました。





就寝時の荷物置き用の棚板設置(2014/2)

改修時にはまったく気がつかなかったことでしたが、実際に、何回か車中泊を経験すると不自由したこともあり、ここにこんな板があれば便利なのに!・・と思ったことで、特に、就寝時に便利な棚板を製作し設置することに挑戦してみました。

就寝時には、クーラーボックス、荷物の入ったリック・バック、飲物、食事後のゴミetc。。。全てを運転席と助手席のシート上と、足スペースに置くことになります。(一人なら、寝る横に置けると思いますが!)
寝る前に歯ブラシを出す、夜中に水を飲みたい、その他、ちょっとバック、リックから取り出そうとすると、これが大変^_^;。
体を曲げて運転席側に乗り出して。。。荷物の下になったバックを引っ張り出したり。。。探したい小物が見つからずに、夜中に外から運転席のドアを開けて探し出す。。。こんなことが何回もありました。
また、寝る時に外したメガネの置き場はどこに? メッシュ棚につるしたりして^_^;。

こんな時に、手の届くところで、安心して取り出せる場所(タナ)があったらどんなに便利だろう!!
そんなことで、就寝時の荷物置き用棚板を設置しました。
また、就寝時に使用している低反発マットが丸めて畳んでもかなり大きくて昼間は邪魔になることもあり、タナ板をある程度上げることで板の下に収納出来ることが解り、新しく白の板で支えとなる両脇の板を持ち上げることにしました。



棚板の長さは、1m22cmで、車内壁から5cm程度すきまがあります。この長さ以上にするとタナ板が設置できなかったり、外れなかったりしますので、長さは1m22cmが限界と思います。








小物入れストッカーの設置 (2017/2)

車中泊も回数を重ね旅行日数も増えると、必然的に着替えなどを含め持物も多くなります。
自作の車中泊仕様では、収納場所もこれが限界とあきらめていましたが・・どこか工夫すれば満足できる収納スペースが出来るのでは?・・と、検討することにしました。

実際の車中泊では、後部に設置した棚板の上に着替えのバック、リック、また小物・食料の入ったケースなどを置いて夫婦二人の寝るスペースを確保しています。
その荷物の上のスペースが使えるのでは? 
具体的には、棚板の上に箱状の収納ボックスを置いて、その上に荷物を置けば良いことになる(*^_^*)

この方法で挑戦することにしましたが、運転中に車内バックミラーで後ろを確認できないと不安になる私は(^-^;・・・収納ボックスの高さは最大で15cm・・・これなら、今まで通り不安なく運転ができそうです。

早速、ホームセンターで部材を買って製作スタート。
「車体を傷つけない、いつでも外せる」のコンセプトから、既存のタナ板にボルトで固定しいつでも外せるようにしました。
少し工夫したのは、ヒゲソリ、インバーターなどを保管したかったので、内部に100均で購入したゴムクッションを貼って滑らないように対応しました。
トビラは、蝶番で開き、マグネットキャッチで固定しています。
材料は5,500円程度でした。








図面クリック大きい画面 ↓




実際に取り付けて使用した結果、道路の段差で「ギシギシ」ときしむ音が発生した。
後部のタナ板は、両端だけで支えていたためストッカーを乗せて重量が増したのが原因のようでした。
さっそく、タナと床板との間を固定する6cm幅の板で補強しました。
この対策で、きしみ音は全く無くなり快適に走れるようになりました。



収納ボックスの設置(リアシート撤去) (2019/2)

工夫しても、ついに荷物スペースに限界が・・
ふと見ると、ベット下に折り畳んで使っていないリアシートが・・・これを取っ払えばスペースが生まれる!(乗車定員を変更しないと、車検時はイスを戻さないと当然パスできませんが)
ってことで、「途上の片隅にて」様のブログを参考にさせていただき4本のボルトを外す作業をしてみました。
レンチで、何とか3本は外すことができた・・しかし最期の1本が硬い・・レンチ、スパナ・・何回も挑戦した結果なんと六角ボルトの頭が潰れて丸くなったしまった(-_-;)
ネジ部に油をさして1日・・でもダメ。
困った時のネット検索、こんな時に使うナットツイスターという3cmほどのちっちゃな部品を見つけました。
え?1個1,759円・・と高い! でも、3日間やって諦めていたので買うことにしました。
なんてことでしょう!!! ボルトが3秒で緩んで取れた(^.^)
さすが、高いだけのことはある!大したものだ!!

   


さっそく、後部座席片側を撤去し、ベット下に荷物置きボックスを作りました。
荷物が振動、動かないようにボックスの内側に100均のゴムクッションを貼った・・なかなかの効果(^.^)
車の座席は撤去した事もなく、しようとした事も無かったので、こんなに車の座席が重いとは思いませんでした。・・30kg前後はあるのでは? 車検の度に戻すと思うと、ちょっと気が引けますね。
このスペースなら、もう少しサイズの大きいアンペアも余裕のある密閉型サブバッテリーが置けそうなのでサイズからネットで探してみた。
現在、20A×2個並列で40Aなので100A程度を期待したのですが、高さが若干足りなくて50AのLONG密閉型バッテリーになりました。
現在のバッテリーも6年目となり、蓄電能力が落ちたと感じており消耗品として数年に一回は交換が必要と考えると、20A1個プラス数千円で購入できるのはありがたい!
バッテリー固定には、エーモンのバッテリーフレーム、配線は50Aブースターケーブルを切断して使用しました。
>>50AのLONG密閉型バッテリー設置はこちらで<<



完成し荷物スペースが増えたことで、長旅でも多めの着替え食料も余分に積め、またサブバッテリーにも余裕ができたことで今後の長期車中泊旅が益々楽しみになりました!