この二日間の出来事がてんこ盛りすぎて、まだ整理できていないが時系列に話をしてみよう。
まず、我が家は家族旅行が少ない家だと思う。
記憶では、
ラフォーレ山中湖('08.06.08)以来なので9年ぶりだと思われる。
原因は4人の休みが揃うことがなかったのだが、9年間もか?と突っ込まれると苦しい。
今年は海が就職で家を出る、そらが高校卒業と我が家でも節目となる年。
もう4人で旅行なんてできないかも、と思い早い時期に「家族旅行」を計画していた。
ただ、実際には4人が揃う日が・・・ない、引越準備、卒業式、友達との卒業旅行などなど、やっと確保したのが3月25日と26日。
では「どこ行く?」福岡、スキーツアー、とか案は出るが決まらない、考えるのに疲れて、「近くでゆっくりしよう」で「箱根」。
そして当日に朝。
「箱根でなにする?」やはりノープラン。
「熱海城で桜が咲いたらしい」そこ行きましょう。
よぉーし出発!!
父:「誰が運転する?」そうです4人すべて免許持ち。
そらの運転で熱海へ出発!!
うるさいママを助手席へ配備。
ママ:「遅い!!(怒)」
父:「いや飛ばすな(笑)」制限速度は50キロだが、山中の道なので皆60〜70キロで走行してます。
そこで我が家は50キロを守り、渋滞の先頭を走ってます。
父:「ここからの下り危ないからね」姫の沢から熱海市街へ下り坂です。
そら:「あれ???」
後ろの車からクラクション。
交差点から出発しようとしたが、エンジンが止まってます。
父:「ブレーキ踏んで、エンジンかけて」
エンジンはかかるが、踏み込むと再びエンスト。
父:「そこの路肩で止まって」
顔面蒼白のそらへ、ママ:「そらが踏まないからだよ」放心状態の初心者へ容赦ない一言、流石です。
路肩で父が運転席で操作しても、エンジンはかかるが、少しアクセルを踏むとエンストしてしまう。
こうなると素人にはどうしようもない。
JAFへ連絡。
状況を説明し、父:「沼津のディラーまで運んでください」
JAF:「15キロ以上は有料です。2名までは同乗できます」会員ではあるが6千円ほど有料。
父と海はそのまま同乗し、ママそらは近くのバス停から熱海は諦め箱根へ向かいます。

写真が迎えに来てくれたJAFトラックへ乗せられるボルボ。
台自体が下まで降りてきて、簡単に納車。凄い。
折角の家族旅行の予定が、、、どうなる?、ボルボはどうしたんだ?
ショックを隠せないまま、レッカー車へ同乗。
気さくな同年輩のおじさんで、ずっと話をしていくと、思わぬ共通点があり楽しい。
息子が網走の大学に通っていて、盛り上がり。
実家が同じ埼玉で、盛り上がり。
息子がなぜか自衛隊の戦車乗りであることで、盛り上がり。
ボルボへ車を預け、代車を用意してもらう。
父:「原因がわかったら連絡ください」
代車で海と共に、箱根を目指します。
海は風邪をひいたらしく、喉がガラガラです。
大丈夫なのか、家族旅行?
この時点で15時、箱根を上り、ママそらと合流したのが、16時すぎ。
観光する元気もなく、そのまま旅館へ。
旅館はママは予約した、よい旅館です。
箱根仙石原 料亭旅館 いちい亭
全体で6部屋しかなく、凄く各部屋が広い、12畳と8畳、露天風呂付き。
朝のトラブルもすっかり飛んで、海以外はテンションが上がります。
そら:「トランプやろうよ」
いいよ。
そら:「じゃあ、トランプ買ってきて」いやだよ、近くにそんな店なかったじゃん。
トランプはできないが、気持ち良い旅館と温泉とおいしいお酒とおいしいご飯が食べられ、いいじゃん家族旅行。
「明日は何する?」
「大涌谷で温泉タマゴ」「ポーラ美術館のランチ」とか「三島のスカイウォーク」楽しそうじゃん、おやすみ。
4人並んで就寝。

目覚めるとそこは雪国であった。
こんな事ってある?
もう3月末、桜が咲き始めてるんだよ、春だよ、9年ぶりの家族旅行だよ、4人での旅行なんて最後かもしれないんだよ!
旅館の人の情報では、スタットレス以外のお客様はマイカーは諦めてタクシーで帰る。
確かにノーマルで帰れる感じがしない。
ひとまず11時まで様子をみて考えましょう。
ボルボから連絡あり要約すると:「コンピュータを入れ替えたら治ったが、原因は不明、修理するにも20万ほどかかる」
次から次へと勘弁してよ!
11時なっても依然と雪は小降りになっていない。
喜んでいるのは、雪だるま作ってはしゃいでるブタさん、いや長女だけです。
息子は調子悪そうに寝てます。
父:「タクシーで帰ります、呼んでください」
旅館:「雪がひどいのはこの仙石原だけみたいで、大道りまで出れば、あとは大丈夫みたいです」
半信半疑でしたが、なら行ってみるか、最悪はまたJAF呼ぼう、レッカー慣れてるし。
最後、出発前に家族写真、四人で写ってる写真なんて持ってないです、これ大事にします。

因みに運転者は父です。
慎重に進みます、確かに大道りまでは道に雪が積もっていたが、大道りに出てからは雪はなかった。
それでも怖いです。
誰も観光しようと言い出す雰囲気でなく、お土産だけ買って下山です。
無事に三島まで下山できて、本当にほっとした。
連日のレッカーとか笑いごとの域を超えてるからね。
そのまま、海の新生活の買い物のため某ニトリへ。
寝具、カーテンなど購入。
この時点で15時くらい、家族旅行も終わりかと思うかもしれませが、終わりではないです。
そのまま四人でボルボへ向かいます。
父:「V70の修理に20万も出すなら、新しい車を買います」
父:「私は名古屋だし、息子は静岡なので、乗るのはママとそらなので、ぶつけてもよいV40の中古を考えてます」
ボルボ:「新車ですと、これが見積もりになります、約400万です、一度試乗してください」私の話を聞いてました?
いったん、V40のディーゼルに四人で試乗(ママの運転)。
ガソリン車よりは煩いとのことだったが、それほど気にならない、ママのほうがよっぽど煩い、燃費を考えたらありだな。
車体の大きさもV70よりは小型なので、そらも運転しやすいだろう。
父:「V40の中古車の情報ください」
なん台か紹介を受ける。
@7万キロ走行、190万、青。
A50キロ走行、290万、白。
B6千キロ走行、350万、紺。
皆で検討する。
ママ・そら:色を選びたい。
中古と新車で50万〜100万しか違わない、中古だと色が選べない。
そしたら新車になるじゃん。
そら:「ぶつけない」絶対だな。
新車のV40を契約しました。
V40の話は、納車時(4/9)に詳細を報告します。
ただ、二人が選んだ色(AmazonBlue)は、男の子チームからは「あの色はない」と不評でした。
この話で終わりではなく、もう一つ話しておかなければならない話があります。
V40を契約したということは、V70とはお別れです。
まだ、レッカーされた時には荷物がたくさん載っていたので、皆で引き取りました。
この家族旅行の時に故障した理由を考えてました。
確かにこれを読んでる第三者は、折角の家族旅行で悲惨な家族だな、ついてないな、と思うかもしれませんが。
実は凄く楽しかったのです、トラブルもケガをしたとか、事故を起こしたというものでなかったので、「こんなことある?」と家族四人で笑って切り抜けました。
それもこれも、V70のおかげだと。
ボルボ納車('05.04.21)から12年です。
40歳を機に禁煙したら買ってよい。と許しをもらい、本当に念願のV70でした、歴代のV70の中でも絶品だと思ってます。
家族で色々な場所に行ったことを、家族で話をしました。
そんな機会を作ってくれたV70に本当に感謝です。
最後に洗車できなくてごめんな。
そんなことを考えながら、一人で名古屋へ向かい、長い家族旅行を終えました。
ゴタゴタで話せなかった話をします。
海さん、卒業おめでとうございます。
社会人になり君のような性格の人は戦うのに苦労するだろうと心配しています。
会社では言ったもん勝ち、騒いだもの勝ちという風潮があります。
ただ、よい仕事を続けていけば、回りは見てくれています。
自分の芯をもち、ぶれずに真摯に取り組んでください。
陰ながら応援してます。
そらさん、卒業おめでとうございます。
君のお陰で楽しい旅行ができました。
貴方には四年間の勉強する時間があります。
何か一つテーマを持って取り組んでください。
コツコツ続ければ社会に出てきっと役立つときがきます。
まず、運転技術を上げてください。