靴箱温室

 

 

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更新2003年10月17日

 

冬はこんな簡単な温室でも何とかしのげました。あまり気温が低いとさすがにもっとやらないとダメなようですが、普通に?冬でも過ごせる仕様になりました。参考までに書き留めておきます。。。
5月2日にはヒーター&サーモスタットを取り外しました。
10月17日から再びヒーター&サーモスタットを取り付けました。

冷蔵庫を使って温室を冷やしてみる

  

温室の詳細

温室の全景


2002年11月3日

冬の間も幼虫が餌を食べた方が大きくなるだろう・・という観点から温室の製作をしてみました。元々は靴箱なんですが、現在はクワガタ専門の温室になっています。大きさはW500*H1800*D300くらい。夏場の37℃になるような暑い日でも、この中に入れておくと30℃くらいには保てます(アナログ温度計で)が・・幼虫の飼育には菌糸の劣化、幼虫の死亡などの心配があるために冷却をしないといけないですね。まだやってないですけど断熱材の張り付け作業を行う予定です。菌糸瓶をゆったり置いても40本はイケるんじゃないかと考えています。今日まだ始めたばかりですけど外気温9℃で温室内の温度はおよそ20℃から23℃くらいに保たれています。やはり上と下では温度差が出てしまいます。ファンなどにより空気の循環をした方がいいのかな?まだまだ改良の余地ありです。

2003年2月2日

静岡のオオクワが全然越冬体制に入らないため、道具入れに使っていた靴箱(温室)の右側のスペースを温室として使い静岡ペアには完全に起きてもらうことにした。熱源は前に使っていた40Wの電球にサーモスタット(コトブキET-30)をつなぎ、アルミ製の自作のヒートシンク?を乗せただけの簡単な奴です。温室としての性能は今ひとつですが、隙間を少なくするなど、苦労のかいあってか、20℃くらいまではキープできるようです。左の上の写真は前ので左の下現在の温室の全景で、右の写真は上のは熱源で下のは幼虫の温室の様子。大きく見やすいデジタル温度計も新たに設置して前に使ってたデジタルの奴は右側の温室に入れておきました。温度は最上部と置いてある所の2カ所が測れるようにセンサーを配置しておいた。右下の温度計は、まだ入れたばかりなので、温度は22.5℃と18.4℃となっていますが、現在は上下とも25℃前後で落ち着いてます。隙間を少なくする作業も昨日行って、温室としての性能もあがってきた。もう少し改造して、これからも性能を高めていこうかと思います。。

 

装備品など
2002年11月3日

温室となるとやはりこういった暖める熱源が必要になってきます。近くのホームセンターで¥2980で売ってた植物の温室用ヒーターです。コイツは昭和精機のパネルヒーターNS-100という奴で100Wと出力は少ないですけどコレでも十分暖まるようです。何度まで上がるが試してみた所、温室内の温度が25℃以上まで上昇してしまうので途中でやめました。大きな出力で短時間に暖めるという考え方もありますがどうなんでしょう?本当は小さいドライヤーとかを熱源に・・とも考えたのですが音や振動などを考えコレにしました。今のところ一応成功かな?と思ってます。

2003年1月8日

パソコンの余りもののヒートシンクを乗せてみた。触るとかなり熱くなっています。
2002年11月3日

温度管理をするというにはやはり必要になってくるサーモスタットです。元々は熱帯魚用に作られた奴で、いただき物なのですがそのまま普通に使えます。コトブキという会社の奴でET-30という300Wまで使える奴らしいです。

2003年2月1日

温室の追加・・という事で、コトブキの同じものを購入してきました。値段は近くのホームセンターで¥2700で売っていました。

2002年11月3日

見ればわかると思いますがスポットライトです。実は昨日はテストとしてコレで温度管理をしていました。が・・暖かくはなるのですが、思ったように成果が出なく上のヒーター購入となりました。コレを熱源として昨夜実験を行った結果、外気温10℃に対して18℃くらいマデは暖まるようです。しかし、この温室に入れてあるだけで外気温とは3℃ほど違いますので、実際は5℃ほど暖まるようです。サーモスタットの容量にまだ余裕があるため、二股にしてサブ的に作動させるようにしてあります。

※現在は取り外しています。

 

2002年11月6日

温室内に断熱材を両面テープで貼り付けた。これにより上下の温度バラつきが少し緩和されて温室内の温度が安定した。温度を20℃に設定してあったけど、25℃に再設定し直してもすんなり温度が上がっていきます。隙間の目張り的な効果もあるのでしょうか?全体に張ったわけではないのに、これだけ効果があるのですから、全体に張り付けて隙間を少なくすればかなり効率よく暖められそうです。

2003年1月8日

この所の厳しい冷え込みに温室内もすっかり温度が下がりぁゃιぃ雰囲気なので断熱材を使い、すきまを少なくしてみました。これが効果あり!

2003年2月1日

前回、隙間を少なくしたことにより、かなりの効果があった為、隙間テープ?とかいう奴を使ってみた。ていうのも、1月30日に外気温−4℃まで下がり、温室内も20℃と冷え込んでしまったので。期待できるでしょうか?

2003年10月17日

断熱材の厚みが薄いため、効果を上げる為にもう一枚内部に断熱材を張り付けた。前回同様にホットカーペットの下にひく奴で、断熱材を張ってある上からそのまま張り付けました。厚みが倍になるので効果も倍に・・・といって欲しいんですが、それは贅沢なので、電気代が少しはマシになってくれればば〜と思います。そうそ、今年の2月には電気代が2000円位アップしていました。



2002年11月8日

上のスポットライトからこの電気に替えました。理由は部屋でいつも使っていたスポットライトなので、電気が消えたため。電球は普通の奴じゃなくて空気を暖める専用?らしいです。コレってひよこ電球っていうのかな?マルカンの奴で40Wと書いてありペット用のヒーターです。専用にセットできる元?(写真だと白い所)もありましたが、¥1900もしたので「こんなの普通の電気の奴でも大丈夫じゃん」て事で家にあった奴で代用しました。電球の値段は近くのホームセンターで¥780でした。まだ昼間しか使ってないけどうまく暖まるのでしょうか??電気がつくと中のグルグルした所が赤くなってきて熱を発生します。光はあんま出てきません。明るくなったり暗くなったりしないし幼虫も少しは落ち着けると思います。

 

2002年12月11日

ここ数日、最低気温0℃となり、温室内の温度が19℃まで下がる事があったので100Wの電気に替えてみました。下の写真がそうです。電球は¥1280で、上の写真のより一回り大きくなった感じの奴。前日の温度よりは上がっているようだが22℃と3℃の上昇にとどまった。更に何か工夫をしないとダメなようです。

2002年12月12日

電球の付け替えでもウマくいかずカバーを自作してみました。これだけで少しくらい熱をため込んでくれて温度が1℃上がりました。外の温度が下がっても前ほど温室内の温度下降が少なくなり安定しました。

2003年1月8日

ヒートシンクを試しに乗せてみた。一応、温まっています。。
2003年2月2日

前から、温室内の乾燥防止にと余っていた瓶に水を張って置いたんだけど蒸発が早い・・ので写真右のステンレスのバットに水を入れて置いてみた。ヒーターのすぐ上にあり、かなり暖かい場所なのでこのくらいの大きさでちょうどいいかな?と考えてます。水はだいたい2Lくらい入り、今まで2日に1度は水の補給をしていましたが、1週間くらいは水を足さなくても平気だろうと考えてます。自分の考えてる通り1週間くらい持ち、湿度を上手に保ってくれることを期待しています。

2003年1月10日

上下の温度差を緩和させる為に、パソコンの部品を付けてみました。写真にはありませんが、携帯のACアダプターをちょん切って電源にしている為、回転数が普段パソコンで使うよりかなり遅いです。が、回転が速いと風は多く出るのですが音が気になるので調度良いかなと思ってます。外気温2度に対し、温室内は菌糸瓶を置いてある最上部23.6度で最下部24.1度と0.5度の差になりました。その下には成虫飼育ケースが置いてあるのですが、そこはだいたい30度前後でファン設置後28度となり狙った効果がそのまま現れました。

 

温度管理を始めた理由

2002年11月4日

国産オオクワ、台湾オオクワ、中国ホーペなどは幼虫も含めて飼育の仕方は一緒でいいという話でしたので、ウチにいる台湾も普通の飼育にしようと思っていました。が、幼虫も成虫に洩れず冬の時期に冬眠というか、具体的に言うと18℃以下になるとほとんど動かなくなり休眠状態に入るというのを本で読んで知りました。しかしコレでは冬の間は成長しないという事になってしまいます。普通、菌糸瓶などの容器で飼育したオオクワ幼虫は、約1年で成虫になるという事ですので、冬の間の数ヶ月間全く成長しないのはとてもムダになると考えました。大きな奴が全てではありませんが、せっかくオオクワを育てているのですから大きくしてみたいです。そこで冬の間も成長し続けるようにと温室製作となったわけです。ネットで検索してみた所、かなりメジャーなやり方なんでしょうか?やっている人も多いようで細かく温室の作り方などが出ていました。温度的には20℃前後というのが一般的なようで、高くても24℃くらいみたいです。ただ、幼虫に冬を体験させないと春〜夏になっても幼虫が蛹にならないで、そのまま3令幼虫のままでいようとするらしくうまくいかない例あるようですので一工夫やらないとマズイみたいですね。とにかく、成虫を早く(来年春〜夏)大きく(75ミリ以上)というのを目標にやってみようと思います。

 


 

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