鈴木流飼育方法
更新2004年10月25日
これまで鈴木が蓄えた少ない知識を、飼育方法として打っておこうと思います。鈴木はまだ飼育歴が浅く、他の方から見れば間違った飼育法かも知れませんが、大目にに見てやってください。いくら何でもコレはマズいだろう・・・と思ったら教えていただけると助かります。初心者さん向けです。 |
カブトムシ飼育 | |
〜成虫編〜 2004年09月04日版 | |
道具とか | |
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成虫飼育 〜前期〜 カブトムシの飼育は特に難しく考えなくてもイイです。ただ、奴らは暑さに弱いです。夏の虫なので暑いところに・・・なんて考えるのはヤバいです!直射日光は厳禁で、できるだけ涼しい所で飼育した方が長生きします。セット方法はケースにマットを5センチ以上ひいてマット全体を加水します。加水量はマットを握ってカタマリが出来るくらいで、ギュッと握って水がしみ出てくるのは水の入れすぎです。あまり水分量が多すぎるとカビるので注意しましょう。あとはエサ皿、エサ、止まり木などを適当に配置して、カブトムシを入れるだけです。カブトムシは多頭飼育が可能ですが、あまり♂をたくさん入れすぎるとケンカして傷つけ合うので注意してください。特大のケースに3ペアくらいが限度です。ただし、エサ場は多くした方がいいです。小バエ撃退にはケースの蓋に新聞紙や穴の沢山あいたビニールなどを挟むと効果的です。その際には蒸れにには注意してください。大食いなのでエサはいつも切らさないであげてください。 ペアリング カブトムシはとっても交尾好きな奴らです。♂♀一緒のケースで飼育して3日もすれば交尾は完了していると思います。心配なら見届けた方がいいでしょう。エサなどを食べている♀の上に♂をそっと乗せてあげてください。いわゆるバックからのスタイルで、すぐにHを始めると思います。羽化してエサを食べ始めた奴らならペアリングさせても平気でしょう。 産卵 カブトムシはマットに産卵します。卵を産ませたい場合は飼育ケースはできるだけ大きい入れ物に入れ、マットは深さ15センチ以上ひくといいです。マットへの加水は産んでもらう為のポイントでもあるので、水分量を調節しながら挑戦してみてください。マットは白っぽい色の未発酵マットより、茶色っぽい色の発酵マットの方が産卵数が増えます。産卵を始めると♀はマットに潜って出てこない事が多くなります。エサもあんま食べない感じがしますが心配しなくても平気だと思います。♂♀一緒に飼育を初めて1ヶ月もすると卵を産んでいる可能性があります。そのまま放置してもよいですが、成虫が産んだ卵や幼虫を傷つけてしまう事もあるので見つけたら別のケースに入れてあげてください。卵は真っ白な色をしている『ニワトリの卵』が小さくなったような奴です。大きさは1〜2ミリくらいの小さな奴なので、探すときにはケースをひっくり返して探した方が卵や幼虫を潰してしまう事故も少なく見つけやすいでしょう。見つけた卵や幼虫は加水した広葉樹のマットに埋めてあげてください。卵は2週間もすると孵化して幼虫になります。カブトムシの♀は1頭で20〜30くらい卵を産みますが、多産な奴は100近く産んだという奴もいるらしいです。 成虫飼育 〜後期〜 夏も終わりに近づくと、あんなに元気だったカブトムシも寿命が訪れてしまいます。成虫の期間は2〜3ヶ月くらいでしょうか?意外に短いものです。長生きさせるコツは、温度とエサと交尾させない事だそうで、12月くらいまで生きてた事もあったそうです。温度は20度前後、エサはバナナ、♀の方が長生き・・・らしいです。ナゼかカブトムシは死ぬ時に『マットの上』で死んでいる奴が多いです。また、手?足?がとれてしまうのは弱ってきた証拠です。死んでしまった奴は土に埋めてあげましょう。 |
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〜幼虫編〜 | |
道具とか | |
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幼虫飼育 〜前期〜 卵から孵化した幼虫は、しばらくするとエサを食べ始めます。最初はとても小さく弱いので、直接手で触らないようにしてください。潰しちゃうかもです。大きくなってきたら、ちょっとくらい平気です。カブトムシは幼虫の期間が8〜10ヶ月くらいと、とても長いです。管理といえば水分調節とフン取り作業くらいなもんで、あとは特にすることがないです。最低でも月に一度くらいはマットや幼虫の様子を見てあげましょう。セット方法は、衣装ケースにマットと朽ち木と幼虫を入れるだけです。水分量はマットを握って形が崩れなく、水がしみ出ない程度に加水してあげましょう。あとは蓋をして直射日光の当たらない所に置いておくだけです。あまり幼虫密度が高くならないようにした方がいいです。 幼虫飼育 〜中期〜 月に一度か二度の観察を続けていると、幼虫がマットの上に見える、またはそんな様子が伺える事があります。コレは幼虫を取り巻く環境が悪化している証拠です。酸欠や、エサであるマットに異変が起きていると見てよいです。マットを少しほじってみてフンだらけになっていたらフンを取り除くか、マットの交換を行ってあげましょう。もしフンだらけになっていないのでしたら、酸欠やマットの発熱の疑いもあります。マットが熱くなければ酸欠だと思います。蓋に穴を開けるなどして対応してください。マットが発熱していたのならヤバいです。その際は新しいマットを用意してみてください。発熱はフン取り作業後やマット交換後に起こりやすいです。2〜3日は様子をみてあげてください。幼虫の重さは鈴木の所では最大38g(全部の幼虫を計ってません)まで成長しました。エサや環境による影響が大きいみたいです。 幼虫飼育 〜後期〜 4月頃、暖かくなってくると幼虫は蛹になる準備を始めるので最後のマット交換を行いましょう。幼虫は暖かくなってきたのを察知すると、蛹室と呼ばれる円形状の小部屋を縦に作り始めます。マットがフンだらけだと幼虫は蛹室が作れなくなっちゃうそうなので最後の交換はちゃんとやった方がいいです。温度により蛹になる時期が変わってくるようなので注意深く観察してみてください。鈴木が住んでるのは静岡県東部で、5月中旬くらいに蛹になったと思われます。そうすると4月中頃くらいがが最終期限でしょうかね?一応屋内での飼育でしたので、屋外での飼育の場合にはもうちょっと遅くなったりすると思います。最後のマット交換が終わったらあとは放置しておきましょう。 蛹 蛹室を作り終わると間もなく蛹になります。蛹室を壊してしまう可能性があるので、この時期からなるべく揺らさない方がいいです。また、崩れてしまった蛹室は人工蛹室を作ってあげましょう。鈴木は耐えきれずに掘り返してしまったので、羽化不全の連発でした。羽化不全とは羽根がちゃんと延びなかったり、ツノ形がおかしかったり、要するに変な形に羽化しちゃった奴です。早く死んでしまう事もあります。一年近くかかってココまで育ててきたんですから、愛情もたっぷり注がれていると思います。観察したい気持ちはわかりますが、できるだけさけた方がいいです。ココまでくればもうチョッとです。 羽化 蛹になって3週間くらいすると羽化している奴も出てきてるかも知れません。羽化直後の新成虫は、羽根が真っ白で柔らかくデリケートです。カブトムシが勝手に活動を始めるまでそっとしておきましょう。羽化後1週間もすると活動を始めると思います。活動を始めるとほぼ同時にエサを食べ始めるでしょう。また愛情を持ってそだててあげてください。 |
オオクワ飼育 | |
〜成虫編〜2004年07月30日版 | |
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成虫飼育 〜夏〜 カブトムシの飼育と同じように、特に難しいことはありません。直射日光の当たらない涼しい所で飼育してあげましょう。ケースにマットを入れて加水します。マットをギュッと握って固まり、水がしみ出ない程度の水分です。オオクワは多少乾燥気味でも平気なので、もうちょっと水分を減らしても大丈夫です。マットの用意が出来たらエサ皿、朽ち木、産卵木、エサなどをセットして成虫を入れましょう。オオクワは臆病な性格なのに相手をかみ殺す事もあるらしいので多頭飼育せずに単独で飼育した方がいいようです。特に♂同士は厳禁みたいです。とても強い奴らで寿命が長く、3〜5年くらいは生きたりするらしいんですが、鈴木はまだそこまで飼った事がありません。個体により違いはありますが、エサはあんまり食べない奴が多いので1週間くらい放置しても平気だったりします。小バエ防止にはケースの蓋に新聞紙や、穴の沢山空いたビニールなどを利用するといいでしょう。 ペアリング 成熟が進んでいるペアなら基本的には1週間くらい♂♀同じケースで飼育すれば交尾は済んでいると思います。羽化して6ヶ月以上経ったペアなら問題ないんですが、エサを食べ始めたらOKという話も聞いたことがあります。ただ、あまり早くペアリングすると産卵数は少なく、卵を産んでも無精卵だったり、全く産まなかったり場合によっては死んでしまったりする事もあります。昨年羽化した奴らを使うのが一番イイらしいです。ペアリングの回数は1度でも産むみたいですが、鈴木は3回くらいは見届けてから♀を別のケースで飼育しています。ハンドペアリングという方法があり、観察する事が可能です。その場合、オオクワは警戒心が強いので、暗くなってからの方がいいでしょう。やり方は♂♀のペアをバケツなど狭くて隠れる所のない奴に入れるだけで、上手くいけばHが始まります。カブトムシはバックでしますが、オオクワはV字で交尾します。時間は短く、30秒もしていればOKです。どちらかが警戒し、ハサミ込むような事があったらすぐにストップさせてください。成熟度が足りないか、機嫌が悪いということで、時間が経ってから挑戦してみてください。バケツに入れて10分くらいは様子を見た方(♂♀落ち着いてから)がいいかもです。 産卵 ♀は交尾をしてから1ヶ月も経ち、気温が25度以上になり産卵セットが気に入ると、産卵行動を取り始めます。産卵木をセットしてある場合には、産卵木をカジり出し、エサを食べなくなり姿が全く見えなくなります。一般的な産卵セットは、ケースにマットを3センチくらいひき、産卵木を3本程度入れます。産卵木はバケツに一晩つけた奴を取り出し、半日くらい陰干しした奴を使います。完全に水没させるのがポイントです。産卵木を入れたら木が見えるギリギリの程度にマットを入れます。あとは交尾済みの♀とゼリーを2〜3個入れておくだけです。昼間も暗くなるようにしてあげて、触るのはエサ交換の時くらいにしてあげるといいです。♀により固い木を好むとか太い木がいいとかありますので産卵木に関しては違う奴を入れてあげるといいでしょう。以上が一般的なセットです。 ココからは鈴木流簡単産卵セットを打ちます。Qボックス(ミニ)にマットを薄くひき、加水済みの産卵木を1本とエサを入れただけという超お手軽産卵セットです。全ての奴が産むかはわかりませんが、たぶんイケるでしょう。産卵木は時間短縮と雑虫退治の為に熱湯に浸けて、お湯が水に変わった頃に取り出し1時間くらい陰干しした奴を使ってます。柔らかめの産卵木を使うと成績がイイ感じがします。あとは昼間も暗くなるようにして、触るのはエサ交換の時だけにしてあげてます。実験数は少ないですが、確実に産んでいます。 3月終わりくらいに越冬の奴を起こしてペアリング〜それからゴールデンウィーク頃に割り出しという方が多いらしいです。♀の産卵の仕方は、産卵木をカジり、卵が入る程度の穴を開けて卵を産み、そこにオガクズを埋め戻すというふうに卵を産んでいきます。埋め戻すのは産卵したのをわかりにくくする為だそうです。柔らかい材だと穴を掘って内部から産み付ける奴もいたりします。1本の産卵木で10個くらいは卵を産むようで、もっと幼虫をとりたかったら新しい材を入れるといいでしょう。 成虫飼育 〜秋冬〜 夏の間はあれだけ元気だったオオクワ達も10月くらいになるとエサもあまり食べなくなり、マットに潜ったまま出てこなくなります。そろそろ越冬準備が必要です。飼育ケースにマットを10センチくらい入れてやり、少し少な目に加水してエサを入れてあげましょう。蓋には穴のあいたビニールなどを挟むと乾燥防止になって良いです。エサを食べていないのが確認できたら、あとは日の当たらない所に置いておきましょう。月に一度くらいマットの様子を確認して、乾燥しすぎていたら適当に加水してあげてください。11月くらいになればみんな越冬体制に入ってると思います。マンションなど冬でも暖かい所で飼育している場合は活動する事もあるみたいなので注意してみてください。 成虫飼育 〜春〜 3月も終わりに近づき暖かくなってくると、活動を始める奴がいます。エサを入れて週に一度くらいの点検してみてください。ナカナカ起きない奴もいるので、早くペアリングしたい場合には起こしてあげましょう。エサを食べ始めれば越冬成功です。今年も飼育を始めましょう! |
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〜幼虫編〜 | |
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割り出し ♀のオオクワが卵を産んでる材を割ってみましょう。産卵跡がみられたり、ボロボロにカジった跡があれば卵を産んでいる可能性があります。カジり始めて1ヶ月したら産卵木を取り出し、さらに1ヶ月保存しておいてから割り出しを行うと2令幼虫くらいになってるらしいですが、鈴木は早く幼虫の姿が見たいので、産卵木を取り出したのと同時に割り出しを行っています。その為、幼虫での割り出しではなく卵での割り出しが結構あります。取り出した卵は、マットを5センチくらい入れたケースに保存して孵化が確認出来次第、菌糸に投入することにしています。卵の大きさは1〜2ミリくらいでクリーム色した奴です。孵化直前はだんだん透明っぽくなっていきます。温度にもよりますが、だいたい2週間で孵化します。 割り出し方法は、ほとんど手で行っています。柔らかめの産卵木を使うと簡単に割ることができます。年輪にそって剥がしていくといいでしょう。切り口に産卵する奴もいるので、粉々になるまで割ってみてください。とても小さいのでプチッっと潰してしまわぬように注意しながらやりましょう。材を強く握ったり、ひねったりするのは厳禁です。幼虫がたくさんとれた時はとても嬉しく楽しい瞬間でもあります。割り出しが終わった材は、見つけ損なった奴がいる可能性があるので1ヶ月くらい保存しておくことをお勧めします。 幼虫飼育 〜菌床飼育〜 割り出した幼虫は素早く菌糸に投入しましょう。ただし、オオクワガタは共食いをすると言われているので1個の入れ物に1頭ずつ入れましょう。鈴木は割り出した奴はプリンカップと呼ばれる小さめの菌糸に投入することにしています。理由は簡単で安いからです。ただ、大きくなりにくいとの話もありますので、大きくするんだ!という方は500mlくらいの大きさの菌糸に投入するのがイイと思います。菌床飼育を始めて1ヶ月もすると3令までになってると思います。そしたら1度目の菌糸交換を行います。幼虫を素早く取り出して新しい瓶に入れてあげましょう。その際、♂♀の判断をして♂には大きな瓶に、♀には小さな瓶に投入する方も多いらしいですが、鈴木は区別したことはないです。3令になったら1Lくらいの瓶に投入するくらいしか考えていません。だから大きく育たないんでしょうかね?まぁ、その交換時期や瓶の大きさ、添加剤の有無や量、飼育温度、などを工夫して飼育していくのが楽しいんでしょうけどね。一般的には瓶の2/3程度が食べられたら、または3ヶ月くらいが交換時期と言われています。みなさんも色々と試してみると楽しいと思います。♂は20gを越えると70ミリ以上の成虫が期待できる・・・らしいです。 蛹〜羽化 卵の孵化後、成長の早い奴(飼育温度が高い)は半年で蛹に、また遅い奴は2年近く幼虫をする奴もいるみたいです。瓶交換の際に幼虫の色などをよく見るといいです。黄色い色になってくると、幼虫は羽化が近くなってきた証拠です。この時期はあまり瓶を触らない方が無難です。理由は羽化不全を起こしたりするからです。とてもデリケートなのはカブトムシと一緒ですね。蛹になるのが近いクワガタ幼虫は、円筒状の蛹室と呼ばれる部屋を横方向に作り始めます。フンなどで固めた蛹室は、普通にしている幼虫のソレとは明らかに違うのですぐにわかります。蛹室を作り始めて1ヶ月もすると蛹になります。蛹期間は約1ヶ月です。透明っぽかった蛹はクリーム色になり、蛹の目が黒くなって、その後、体から水?を出し始めたら羽化が近い証拠です。見守ってあげましょう。初めて見た羽化はとても感動的でした。みなさんも見れるといいですね!羽化した新成虫は1ヶ月くらい活動しないです。早く取り出しすぎると寿命が短くなるそうなので注意してください。自分で動き出すのを待った方がいいらしいですが、鈴木は待ちきれずに掘り出してしまいます。でもすぐに戻して1ヶ月は入れておきますけどね! ※マット飼育や材飼育において説明がないのは鈴木に経験がない、または少なすぎるからです。ご容赦ください。 |
※ ココに打ってあるのは鈴木の主観がカナーリ入っています。私は正しい飼育法はナイと思って飼育していますので、みなさんがそれぞれ自分で考え工夫して飼育してみてください。凄い奴が出たよ!なんて時には、お便りお待ちしています!
飼育の表 | ||||||||||||
カブ・クワの種類 | 成虫 | 幼虫 | ||||||||||
越冬 | 温度 | 湿度 | 寿命 | ♂♀同居 | 多頭飼育 | 産卵場所 | 飼育法 | 温度 | 幼虫期間 | 多頭飼育 | ||
国産カブトムシ | しない | 常温 | 普通 | 3ヶ月 | イケる | イケる | マット | マット | 常温 | 約1年 | イケる | |
国産オオクワガタ | する | 常温 | 乾燥 | 3年 | イケる | ヤバい | 材・菌床 | 材・マット・菌床 | 常温 | 半年〜2年 | ヤバい | |
国産コクワガタ | する | 常温 | 普通 | 2年 | イケる | イケる | 材 | 材・マット・菌床 | 常温 | 約1年 | ヤバい | |
国産ノコギリクワガタ | しない | 常温 | 多湿 | 一夏 | イケる | ヤバい | マット・材 | マット | 常温 | 約1年 | ヤバい | |
国産ヒラタクワガタ | する | 常温 | 多湿 | 2年 | ヤバい | ヤバい | マット・材 | 材・マット・菌床 | 常温 | 約1年 | ヤバい | |
台湾オオクワガタ | する | 常温 | 乾燥 | 3年 | イケる | ヤバい | 材・菌床 | 材・マット・菌床 | 常温 | 半年〜2年 | ヤバい | |
中国ホーペ | する | 常温 | 乾燥 | 3年 | イケる | ヤバい | 材・菌床 | 材・マット・菌床 | 常温 | 半年〜2年 | ヤバい | |
アルキデスヒラタ | しない | 加温 | 多湿 | 2年 | ヤバい | ヤバい | マット・材 | マット・菌床 | 加温 | 約1年 | ヤバい | |
パプアキンイロ | しない | 加温 | 普通 | 1年 | イケる | イケる | マット・材 | マット・菌床 | 加温 | 約半年 | ヤバい | |
オウゴンオニ | しない | 加温 | 普通 | 1年 | イケる | ヤバい? | 材・マット | マット・菌床 | 加温 | 約1年 | ヤバい | |
スマトラヒラタ | しない | 加温 | 多湿 | 2年 | ヤバい | ヤバい | マット・材 | マット・菌床 | 加温 | 約1年 | ヤバい |
※ だいたいこんな感じでしょうか?間違ってたら教えてください。。
累代の記号について 2003年11月13日版 | ||||||||||||||||||
累代の記号について鈴木の表記をココに残しておきます。販売されている所でよく見る、F○やW(WILD)とは何者でしょうか?これは、エラい方が考えた記号のようで、F1兄弟同士の子供はF2。F2兄弟同士の子供はF3・・・というふうになっていくようです。他にも記号の表示があったりするので、表にしてみました。 鈴木の考え方表
で、例えばですが、F2×F3の子供がいたとします。それは血の入れ替えをしたという事でF1に戻るそうです。しかし、カブトムシ、クワガタの業界ではF2×F3の子供はF4だという事になるらしいです。これも人によってはF1と表示したりCBF1と表示したり色々らしいんです。ショップなどで入手する際には確認してみるのもいいかも知れませんね!鈴木は、ワイルド同士の子のF1と、例えばF2×F3の子が同じF1だというのがイヤなので、F2×F3などの場合、同血統ならF4、別血統ならCBF1と表示する事にします。違う産地の同士の子はHBF1と表記します。 インラインブリード、アウトラインブリードについて 同じ親から生まれた兄弟同士を掛け合わせた場合、インラインブリード。別の血統の奴を掛け合わせるのをアウトラインブリードというらしいです。基本的に鈴木はアウトラインブリードはしないつもりでいます。親と子で掛け合わせる人もいるらしいです。この場合は・・・何て言うんでしょうね? 何かと難しそうな問題なので、ココではではこのお話を公開していませんでした。鈴木の所ではF6という奴を飼育していますが、小さくなるでもなく、奇形も出ないし、今のところ不都合は感じていません。しかし、今回お便りをもらった事もあり公開させていただきました。ココに記したのはあくまで鈴木の考え方なんですが、間違いなどがありましたら教えていただけると助かります。こちらからご連絡ください。。 |
放虫の問題について 2004年10月25日版 | |||
いつも鈴木とメールをやりとりさせていただいている方から『千葉でパラワンオオヒラタが採れた』という話を聞きました。どうも新聞に載っていたようです。これとは関係ないですが、鈴木の地元である静岡でも『アルキデスヒラタが採れた』という話を聞いた事があります。外国産であるパラワンやアルキデスが日本で採れるわけがありません。放虫です。ここでは鈴木なりの放虫問題について考えてみたいと思います。
放虫とは 簡単に言うと虫を自然に放す事です。本来いるハズのない外国産のカブクワを放虫することはもちろんの事、国産のカブクワも産地ごとに別れて販売されている現状を考えると、やたらと放虫する事は避けた方がいいと考えています。有名な話では北海道には元々カブトムシが生息していなかったんですが、今では毎年採集できているようです。マニアでない一般の方は、放虫?何それ?それがどしたの?別にいいじゃん・・・って思うかも知れないですが、ちょっと待ってください。元々外国にしか住んでいない(違う産地の)種類の虫がウロウロしちゃうんですよ。そうなると日本にいる虫との雑種とかできてしまうだろうし、体の大きな彼らにエサ場を奪われ、日本固有の種が滅んでしまう事にもなりかねません。今のこの現状を考えると、ちょっとヤバいだろ?という事で、放虫はやめた方がいいです。でも、こうやって打つ事はできても止めることはできないです。現状 以前は昆虫の専門店でしか買えなかった奴らですが、今ではネットでも普通に買えますし、スーパーやホームセンターなど多くの方がいつでも気軽に外国産の虫が買えます。先に打った通り自然の中でたまーに採れる事があります。 |
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放虫のタイプ | |||
ケース1 | ケース2 | ケース3 | |
理由 | 飼っていて逃げちゃった | 飼いきれなくなって | 採れるようになればいいと故意に |
一言 | ケースを頑丈な奴にしたり、管理を徹底しましょう | そういう時は誰かに里子に出すとかしましょう。 | コレが一番ヤバいかな?確信犯ですから・・・ |
※ この他にもありますかね?他にもあったら教えてください。
色々な意見 飼育している方は色々な意見があると思います。固有の種がいなくなっちゃうよ〜放虫やめて!と考えている方。外国のカコイイ大きな奴が身近で採れるんだよ〜放虫の何が悪いの?という方。他にも・・・あるのかな?質の問題もあります。たとえ日本の同産地の奴でも飼ってたのを放すなんて言語道断という方も居ますし、同産地ならOKだろ?て方もいますし、いや、日本の虫ならどこに放してもOKだろ?てな人もいます。人によって温度差がありますよね。 鈴木の個人的な意見 現状だと外国産のカブクワは輸入禁止にするしかなさそうな感じ・・・でももう遅いかな?国産の奴を増やして逃がすのは(もちろん同産地)賛成ですが、外国のはいけませんね。やっぱり遺伝子汚染は取り返しが付かないと考えています。みなさん色んな考えがあるんで、こんな状況の中、放虫をしたことはありません。エラそうな事を打っている鈴木自身も外国産のカブクワを飼育していますし、逃げられたりしないように管理を徹底していこうと思います。余談 もう10年も前の話です。よく河口湖までブラックバスを釣りに行ったんですが、その時友人に『近くの池に放したら釣りができるよね』なんて言っていたのを覚えています。すでにその時友人は放してはいけない・・・というのを知っていて怒られました。もちろん実行しなかったですが、今では鈴木の住んでいる近くの池でも釣れるようですし、誰かが放流したんでしょうね。 最後に 放虫がもたらす生態系の変化は鈴木にはちょっとわからないです。が、外国産の奴の方が大きいって事で、日本固有のカブクワ達のエサ場が奪われる可能性は十分あります。放虫するのは簡単ですが取り返しがつかない事なので、放虫はやめましょう!以上、カタい話を最後まで読んでくれてありがとうございました。。 |