(第21回展)聖観音 牛頭天王 大日如来など

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三賞 佳作賞 奨励賞 講師作品 その他優秀作品とハイライト

2012年度仏像彫刻のテーマ 仏像の美しさと迫力 佳作賞


受賞作品発表展2011年9/4〜9/9(船橋スクエア21)
佳作賞

金隆寺聖観音

(中級科) 藤井 卓美
コメント
仏像彫刻写真集をながめていたところ、重そうなまぶたが今にも閉じてしまいそうな童顔童形の聖観音のお姿に心和む思いがしました。その雰囲気を何とか表現したいものと取り組みましたが、残念なことに正面のお姿しか入手できず、後姿や欠損部は同時代の仏様を参考にしながら想像力を膨らませて彫り進めました。完成後、側方や後方からの写真を拝見する機会がありましたが、想像したお姿とは大分異なった箇所があり、いつかまた、彫ってみたいと思います。

仏像事典 聖観音像
佳作賞
 

六地蔵菩薩

(中級科) 高岡 勝夫
付加コメント
中級科では、新しく、この六人のかわいい地蔵様が課題になりました。人は死後、運が良かれば、あの世でこの地蔵菩薩さんたちにお会いできるとされます。六道世界のどこの世界に落ちたとしても救ってくださるのですから、歌の文句じゃないけれど「ごまをすりすり、ごまをすれ」と地蔵様のご機嫌を伺いながら生きている内に6体の地蔵さんを彫るべきです。

仏像事典 六地蔵菩薩 
 佳作賞
   

牛頭天王像


乙部 泰造作(中級科)
牛頭天王は武答天皇の太子として登場し、牛頭天皇とも表記され、八大竜王の一、沙竭羅竜王の娘を妃として8人の王子を生んだとされております。お姿は、頭に牛の角を持ち、夜叉のようであるが形見かけは人間に似ていると考えられています。昔は医療技術が乏しかったので、疫病を防ぐ強い力を持つこの仏さまが人気だったのでしょう。

仏像事典 牛頭天王像
 佳作賞
   

大日如来像

増田敏幸作(中級科)
 これと言った趣味を持たなかった私は、定年退職後にじっくり取り組めるテーマとして本講座にめぐり合いました。寺院や仏像に特段の関心があったわけでもなく、また手先が器用でもない私ですが、この2年間、空き時間のほとんどを彫刻刀を握って過ごしました。通信講座ゆえに、先生の直接の指導も諸先輩のアドバイスも得られず戸惑いの毎日ですが、何とかそれらしいものが彫れるようになりました。
 この大日如来は自信がないままに出品したものですが、予想に反して佳作賞をいただきました。この受賞を励みに、さらに研鑚を積み心のこもった仏像彫刻が彫れるよう努力してゆきます。

仏像事典 大日如来
 佳作賞
   

仏頭4点


佐藤美津枝作(初級科)
仏像彫刻を始めて2年弱、なんとか仏頭までたどり着いたところです。木肌を滑らかに仕上げるのが下手で、これで出品してよいものか迷いつつ出させていただきましたがまさか賞をいただけるとは思いもよりませんでした。
  先生からのもっと精進しなさいとの励ましと思っております。目標は大きく「十一面観音」、何年かかるかわかりませんが楽しみながら続けられればと思っております。ありがとうございました

仏像事典
 佳作賞
   

釈迦如来坐像

林 千力作(初級科)
 いささか切れ長な眼相になりましたが、先生方のご指導のお陰で完成させることができました。私が教室に通いはじめたのは10年前。仏像彫刻が楽しくて仕方ありませんでした。恵比寿面で佳作をいただいたことも励みになりました。今回の釈迦如来座像を荒彫りした頃に、出産を機に教室を離れました。
 そして約7年がたった今年、再開し、本作品を仕上げることができ、あわせて賞をいただきました。お釈迦様の御結縁と先生方のお導きに感謝し、仏像彫刻を精進していきたいと思います。


仏像事典釈迦如来像

今年の佳作賞受賞作について
仏師瑞雲

仏像彫刻はやはり、1に根気、2に根気

藤井さんの聖観音は木質が黒っぽい楠材だったせいもあり大変重厚感のある観音像になりました。また、過去の遺品に見られる仏教伝来初期の作風が初々しくもありました。また、今年から中級の課題になった六地蔵に挑戦された高岡さんの作品は6人のかわいい地蔵様のやんちゃな雰囲気が出ました。乙部さんの作風は自由奔放で恐れを知らないはやわざで仏像を造っておられることです。ときには粗っぽすぎると感じるときもありますし、また、「ハッ」と新鮮な本人独特の才能に驚かせられる時もありまっす。
 お手本通りの大日如来を彫刻された増田さんは、彫りがやや浅いのが残念ですが、仏像彫刻の飲み込みが早く素直に伸びてゆける方だと見受けられます。佐藤さんもお手本通りに素直に仏頭が彫刻出来ました。最後に、林さんは出産があって途中ブランクがありましたが、良く教室に戻ってこられ釈迦如来像を仕上げられました。仏像彫刻はやはり、1に根気、2に根気ですね。お二人の女性陣先が楽しみです。


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