過去の変な実験室 3

 

 

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更新2005年02月24日

 

  



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実験の詳細

 

春からでもカブトムシ幼虫は大きく育つのか?実験
2004年03月28日〜2004年7月06日 実験終了

冬を越したカブトムシの2令幼虫・・・比較の為に16gのエサと一緒に撮影してみました。オオクワ幼虫の食べかすマットをカブトムシ幼虫に食べさせると大きく育つ・・・という話を聞いたことがありますか?本当かどうかはワカラナイですが、鈴木は去年から極秘実験と称してオオクワ幼虫の食べ後マットを食べさせていたんですが、何せ極秘実験です(笑)本人もすっかり忘れてしまっていました。カブトムシ幼虫についてメールをいただいた事もあり、コイツの存在を思い出しました。んで、約半年ぶりにセットをバラしてみると、見事に2令幼虫が出てきました。そう、失敗です(だと思う)このままこの状態で放置しても大きく育たないと判断した鈴木は、コイツに大きく育ってもらうべく、新しいマットを用意する事にしました。鈴木の知り合いの方の情報によると春までに大きくならなかった奴って小さい成虫になっちゃうらしいです。ホントにそうなのか?という事で、鈴木なりに検証してみようかと思います。マットの種類が変わる事になりますが、果たして今からでも大きく成長するんでしょうか?

セット方法

  1. 幼虫は去年の夏以降に回収した奴で、オオクワ幼虫の食べかすマットを食べさせていた奴です。
  2. 飼育場所は他のカブトムシ幼虫と同様に飼育場所Aで飼育してみます。
  3. 入れ物は少し小さいかと思いますが、プラボトルの800ccのモノを使用します。
  4. 新しく入れたマットは月夜野さんのきのこマットです。適度に加湿しました。
  5. 詰めすぎない程度にマットをボトルに入れて幼虫を入れて実験開始です。

経過

ボトルに入れて1時間後にはマット上に放置した幼虫は、すでに潜っていました。

07月06日カブちゃん羽化・・・でも小さい!

色々なドタバタで、またもコイツを忘れていました。はぁ・・・困ったもんです。すでに羽化して時間が経ってる可能性もあります。ボトルを振ってみたりしましたが、音とか全然しないです。もしかしたら死んじゃってるかもな〜と思いつつ、取り出してみることにしました。ボトルをひっくり返して持ち、底をトントンと叩くと、一気に出てきました!おぉ、羽化してるじゃん!しかも生きてる。が・・・小さい!サイズはおよそ60ミリといったところで、今年の一番の奴より25ミリも小さかったです。

実験結果。。

定説を覆してメチャメチャ大きな奴を羽化させてやる!な〜んて考えていたんですが、普通に小さく?羽化してしましました。ちゃんと管理してあげればもっと大きな奴が羽化したんでしょうか?微妙に謎のままになってる感じは否めませんが、結果が全てだと思います。やはり春までに大きくなれなかった幼虫は小さな成虫になってしまう・・・こう思うことにします。。

 

暴れてしまった瓶でもちゃんと羽化するのか?実験
2004年04月18日〜2004年6月29日 実験終了

正常に蛹室を作ってる左の奴と、俗に言う暴れている右の奴オオクワ幼虫を飼育しているときに、幼虫が瓶の中を動き回って菌糸をダメにしてしまった事はありませんか?このように暴れてしまった幼虫はフンをまき散らしてしまい、成虫になった時にはひとまわり小さな成虫になってしまうと言われています。暴れている時の幼虫は、とても苦しんでいるようであまり良い感じはせず、鈴木なりに何とかしてあげたいと思います。とても残念な事ですが鈴木の環境ではたまに起こってしまいます。暴れてしまう原因&対処法はといいますと、説が幾つかあるようなので紹介させていただきます。二酸化炭素がたまる(酸素不足)のを嫌った幼虫が酸素を求めて暴れているだとか、蛹室を作るのに適した場所を探しているウチに菌糸をダメにしてしまうとか色々です。対処法は瓶をひっくり返したまま飼育とか、新しい菌糸瓶に入れるとか、マット飼育に切り替えるとか、大きな入れ物を使ってみるとか・・・鈴木の少ない経験ではどれが正解なのかはわかりませんが、今後の対処法を決めるべく、少し実験を行ってみたいと思います。上では苦しんで見えると打ちましたが、本当に苦しんでいるんでしょうか?奴はもしかしたら好きでウロウロしてるだけかも知れない・・・そう考え、基本方針は放置プレイ!これでいきたいと思います。

セット方法

  1. 幼虫はホーペ1・・・去年の夏に回収後、菌糸で育成。最高24gまで成長しました。3月頃から暴れがヒドかったので新しい菌糸瓶を使用するも暴れ回りダメ。今度は羽化済みの奴の瓶を再使用して投入するも写真のように暴れ回り現在に至ります。
  2. 基本的には放置プレイなので、環境なども変えずに温室Aで飼育します。

経過

たまに観察しますが、よく動き回っているようで、見る時により居場所が違うようです。変化があればお知らせします。

04月26日蛹室を作り始めました

動き回るばかりでナカナカ蛹室を作ろうとしなかったんですが、やっと一所に落ち着き始めたようです。蛹室のような部屋を作り始めました。このまま蛹化してくれるといいんですが・・・しばらくぶりにコイツの姿がちゃんと見れたんですが、ひとまわり小さくなったような感じがします。無事に羽化してくれるかな??がんばれよ〜♪

05月01日それらしくなってきました

最初はとても頼りなかった部屋がナカナカ頑丈そうになってきました。蛹室らしい!?形にもなってきたし、蛹になってくれるのは間違いなさそうです。中に入ってる奴も大分ブヨブヨ風になってきました。あと2週間くらいで・・・なんて考えてます。色が普通じゃないけどちゃんと蛹になれるのかな?

05月16日無事に蛹になれたようです

ブヨブヨになり始めて約2週間・・・どうやら無事に蛹になれたようです。最初は『暴れている状態の奴でも羽化できるのか実験』だったんですが、何気に幼虫〜蛹〜成虫の様子を見る実況のようになってきました。おかしいですねぇ・・・まぁ、それもまたアリでしょうか?一ヶ月後が楽しみです。

06月11日とうとう羽化しました♪

とうとう暴れまくっていた蛹が羽化したようです!やりました!!瓶の外からはちゃんと羽化しているように見えますがどうなってるやら・・・早く掘り出してみたいのをグッと堪えています。大きさは70前後みたいに見え、幼虫の時に24gまでになってるんだからもうちょっと大きくなってよ〜という感じす。固まってきたら掘り出してみたいと思います。。

06月29日

羽化してからグッと堪え続けたんですが、そろそろ限界です。体も固まっただろ?という事で取り出してみました。前は菌糸が廻っていたマット状の奴を掘っていきます。硬さは普通の菌糸とは違ってとても柔らかく、色は黒っぽく水分も多くてグチャグチャ・・・という印象です。ある意味、掘り出すのは簡単でした。取り出してみると大きさは70前後くらいの感じ。マット状の奴がこびりついて、形が良くわかりません。そのまま水道に持っていきタワシでゴシゴシすると、ん?ナカナカな奴?ていうかカコイイじゃん!よく観察しても形も良く、羽化不全や顎ズレも全くありませんでした。コリャいいやと、計測してみると、大きさは69.1ミリでアゴも5.1ミリとナカナカな奴でした。

実験結果。。

見事にちゃんと羽化したホーペ♂ナカナカな奴瓶の中で暴れてしまった奴を放置しても平気かな?と始めたこの実験・・・一部分では成功したと思っています。パーフェクトでない理由は、やはり小さな成虫になってしまったという事実です。大きな成虫にしたいって方は、暴れてしまった奴は普通に瓶を交換してあげるのが良いのかも知れませんね。しかし鈴木が考えていたのは、こういう状況でも普通に羽化できるのか?なので成功ですよね!?実験の趣旨に乗っ取って、羽化不全や顎ズレや足に至るまでちゃんとチェックしましたが、ドコにもヤバい所は見つかりませんでした。それどころか、大きさは小さいながらも、ナカナカいい奴が出てきました。それについてはとても満足しています。これからコイツのように暴れまくっても、瓶交換はしなくても平気〜♪とか考えると、ちょっと気が楽になります。瓶も無駄にしなくてすみます。まぁ、それよか暴れないようにするには・・・なんてのがあればもっといいな〜と今は感じながらこの実験を終わりたいと思います。。

 

菌床を交換なしでもオオクワ幼虫は羽化するのか?
2004年08月06日〜2004年12月05日 実験終了

謎の幼虫が出てきました・・・台湾オオクワだと思うんだけどプリンカップにオオクワガタ幼虫を入れて保管しておいたのが、ラベルを貼り忘れて何の幼虫なの?なんて事になってしまった事はありませんか?鈴木はあります!たぶん台湾オオクワの幼虫だろう・・・って思うんですが、種類や産地にうるさい今ではブリードなんかにゃ恐ろしくて使えやしません。安楽死させてあげようか・・・とも考えましたが、やっぱりかわいそうです。だからと言って種類のわからなくなった奴にわざわざ菌床なんてもんを食わしてあげるという経済的な余裕もありません。普通ならマット飼育すりゃいいんですが、そのまま飼育しても面白くありません。鈴木は前に、菌床を交換しないで飼育できたらって考えた事があります。しかしやりませんでした。コイツを使って実験しちゃう?と思いました。タダの手抜きなんじゃないの?とか、かわいそうなんじゃないの?と言われてしまいそうです。しかし、そうなったらもう止まりません。ちゃんと羽化するのかは不明ですが、コイツで実験したいと思います。普通に小さく羽化するって思うんですが、どうなるんでしょうか?楽しみです。。

セット方法

  1. 幼虫は今年の6月くらいに割り出しを行った台湾オオクワの幼虫だと思います。
  2. 割り出し後プリンカップ200に入っていた奴で、およそ2ヶ月近く経過していたと思われます。菌床の種類は月夜野のBASICです。
  3. 外側からしか見てないんで、よくわかりませんが、現在は3令幼虫になっているようです。
  4. そのままの状態を維持するという観点から、常温での飼育をしてみたいと思います。場所は暗くて落ち着けそうな所です。

経過

現在はプリンカップの中身を1/3以上食べ尽くしたという状態です。このままいくと白い所全てを食べてしまうのも時間の問題だと考えています。

08月16日プリンカップ菌床をほとんど食べ尽くして、グルグル暴れ回っている不明幼虫

実験を始めて10日が経過しました。昨日あたりから急激に暴れ回るようになり、菌床の白い所はほとんどなくなってしまいました。同じ所をグルグル回り、エサ切れとか交換したばっかの時のような感じに見えました。実験を始めた当初はわからなかったんですが、頭幅の大きさからたぶん♀だと思います。

09月07日

作り始めたのは蛹室!?

1ヶ月が経過しました。幼虫がグルグル動き回った為に菌床の白い部分がなくなった以外に変化はなかったんですが、ちょっと様子が変わってきました。どう変わったかといいますと、プリンカップの底の方に蛹室のような部屋を作ってそこに入っているんです。鈴木にはコレが蛹室に見えてしまうのですが・・・これから冬に入っていこうというこの時期に、コイツは羽化しようとするんでしょうか?

09月14日やっぱり♀になった不明幼虫

蛹室らしき部屋を作り始めて、ブヨブヨ幼虫になったのを見つけてからおよそ1週間・・・やはり蛹になりました。性別も予想通り♀で、どうやらちゃんと蛹化できたようです。プリンカップの底に蛹室を作っていたのでちょっと心配していましたが、全然平気なようです。あと3週間もすれば羽化しますね!そうそ、大きさはおよそ40ミリくらいでした。

10月03日ちゃんと羽化したみたいです♪

2日ほど前から、そろそろ羽化するんじゃ?なんて感じがありましたが、今朝見てみると見事に羽化していました。蛹になってから2週間とちょっと・・・羽化が早すぎます!大きさは40ミリは欠けそうな感じですが羽化不全なんかも見あたらず、ちゃんと羽化できたみたいです。プリンカップの底に蛹室を作っていたんで心配していたんですが、まぁ、よかったです。体が固まって取り出す日が楽しみです。

12月05日謎の幼虫は、謎の成虫になりました。32ミリの♀です。

忙しかった事もあるんですが、文字通りずっと放置状態だった不明幼虫を開けてみる日がついに来ました!カップの蓋を開け、中の奴を取り出そうと中を探ってみると・・・いない!?いや、いました。が、小さい!40ミリくらいはあるかな?なんてカップの外から見た時は思ったんですが、実際に計測してみると32ミリほどしかありませんでした。あらら・・・でも羽化不全などなく、綺麗な個体でした。とりあえず無事に羽化できた事にホッとしています。が、なんせ謎の幼虫(成虫)です。恐ろしくてブリードなんかにはとても使えりゃしません。状況やアゴの湾曲具合から、台湾のような気がしますが、結局確定はできませんでした。コイツの正体はさておき、処遇をいったいどうしようか悩みどころです。。

実験結果。。

最初から不明幼虫だったコイツがとうとう羽化して、予定通り不明成虫になりました。最初に打ったとおり、今でも台湾オオクワだろうとは思っていますが、確証はないです。しかし、体の感じやアゴの湾曲具合など、たぶん間違いないと思います。今後のコイツの行く末はおいおい考えるとして、菌床を交換しないでもちゃんと羽化するのか?という実験としては成功だったと勝手に考えています。ただ、たった4ヶ月しか経っていないのに羽化しちゃった・・・という現状を考えると、両手ばなしで喜べない感じはします。しかも♀だし。同じ実験を♂でできたら、また、1年ぐらいかけてできたら、もっと満足できたんだろうなと考えています。いつかチャンスがあればまた挑戦してみたい・・・そんな風に感じながらこの実験を終わりにしたいと思います。

 

 


 

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